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2006年7月 4日 (火)

低体温の弊害

前回の続きです。

ウイルスや細菌に感染すると熱が出るように、体温は免疫システムと密接にかかわっています。白血球は一定の体温がないと働きませんが、さらに働かせるには発熱した方がよいのです。

体の深部の温度は37℃ぐらいですが、風邪やけがで体を守る必要が強くなると、発熱を起こして極限まで働きます。ですから、すぐに解熱剤を飲まないで、体力が消耗しないように体を休め、発熱でリンパ球を増やして、自然に治るのを待つのがベストの治療法です。

発熱や痛み、腫れを起こして病院に行くと、消炎鎮痛剤などを処方されます。消炎鎮痛剤は血管を閉じてしまう作用をするので、一時的に腫れも引くし、痛みもとれて楽になりますが、もとの病気が交感神経の緊張で起こっているのに薬で交感神経を緊張させているので、長い目で見るとむしろ悪化する人も出てきます。

糖尿病、高血圧、高脂血症などは、薬で一時的に検査値が正常化しますが、生き方の偏りを薬で正常化すると、体はいずれ悲鳴を上げてしまいます。薬で治そうとするからこじれてきて、なかなか治りません。薬をたくさん飲んでいる人で、体調のよい人はいないでしょう。体の調子が悪いから薬を飲んでいるのですが、実はその薬によって体調を崩している場合が多いということです。

体の仕組みを理解すれば、辛い時に短い間薬を使うにとどめて、辛い症状が治まったら、生き方を見直してみましょう。

このあたりの免疫と病気の話は私が何度もご紹介している「安保徹」先生の著書をぜひご一読ください。病気になる仕組みは実は簡単であり、それに対する対処法も書いてあります。

低体温を招くもう一つの大きな要因は、食べ物の内容です。漢方医学では、食べ物を「体を冷やす陰性食品」体を温める陽性食品」「どちらでもない間性食品」の3つに分類します。

陰性食品は「白くて柔らかく、フワーッとしたもの」ケーキやおまんじゅう、葉菜類、南方の果物が該当します。具体的に書くと、牛乳、清涼飲料水、精白砂糖、菓子、マヨネーズ、化学薬品、ケーキ、カレー、バナナ、パイナップル、マンゴー、トマト、カキ、キウイ、レモンなどの熱帯から温帯の果物、スイカ、ウリ類、モヤシ、コショウ、酢、豆乳、ビール、コーヒー、ビタミンC、唐辛子、葉菜類(レタスなど)豆腐、ウイスキー、植物油などが上げられます。

陽性食品は「赤くて黒くて硬いもの」梅干やチーズ、根菜類などが該当します。具体的に書くと、塩、梅干、たくあん、卵、めんたい、チーズ、みそ、しょうゆ、肉類、魚肉類、魚介類、根菜類(ゴボウ、ニンジン、レンコン、ヤマイモ)、ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニク、しょうが、朝鮮人参、塩辛、日本酒、焼酎お湯割り、ビタミンE、こげご飯などが上げられます。

間性食品は「黄色いもの」玄米や黒パン、大豆、サツマイモなどをさします。具体的に書くと、玄米、黒パン、そば、あわ、ひえ、きび、大豆、小豆、納豆、カボチャ、ゴマ、リンゴ、イチゴ、サツマイモ、サトイモ、こんにゃくなどが上げられます。

生野菜サラダやフルーツ、菓子類を好んで食べる人は、ほぼ「陰性体質」です。陰性体質の人は体温が低く体が冷えているため、血行不順やお血に悩まされる事が多いのです。

色々な症状を改善する具体的な食事の内容はまたの機会に譲ります。

ともかく、体温が低い事が決して好ましい事ではないことが解っていただけたと思います。皆様も自分の平熱に気を配ってみて下さい。そして、不幸にも低かった方は自分の生活全般を見直してみて下さい。

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