笑う角には健康来る
皆さんは、最近お腹が痛くなるほど笑った事がありますか?そこまで行かなくても、1日のうちどれくらい笑っているでしょうか?
11月号の「ゆびほか」という健康雑誌に、私がかみ合わせ治療を習っている先生の1人である「かわべけんじ」先生が「親子でハッピー!幸せな子育て」というテーマに特集に寄稿されています。そのタイトルが「呼吸・体温・姿勢・笑いが整えば子供の将来は安泰」というものです。
前3つについては詳しくは述べませんが、呼吸は口呼吸の問題、体温は低体温の問題、姿勢は真っすぐ立ったり座ったりできない問題です。これらは私の過去の記事の中に何度か取り上げていますので、良ければ読んでみて下さい。
今回は笑いについてです。子供は本来、天真爛漫に良く笑うものです。では、皆様の周りの子ども達はどうでしょうか?私も毎日診療しながら、最近診療室に入ってくる子ども達が非常に無表情なのが気になります。もちろん、歯医者は基本的にあまり行きたくない所だと思いますので、なかなか笑顔というのは難しいかもしれませんが、それでも、泣きながらでも頑張って治療が終わったら、ニコッとしてくれる事は多くあります。しかし、最近、本当に能面のような子供が増えている事が気がかりです。
赤ちゃんがニコッと笑うと、見ているこちらも非常に癒されます。子供の笑顔を通して、実は我々大人も癒されているのです。子供の笑顔は実は最高の贈り物なのです。
笑いはストレスを発散し、免疫力を高めるなど、心身の健康に大きく影響する事がわかっています。とある病院では、癌の患者を集めて定期的に漫才や落語を聞きに行くそうです。そこで大いに笑うことによって癌が軽快する事もあるそうです。
しかし、いざ笑えといっても簡単そうで難しい事です。子供を前にして、笑わせようと面白いことを言っても、こちらが構えるほど面白くなくなって、しまいには子供からあきれられる事もあります。
ではどうすればよいかというと、強引にくすぐる事です。子供でも大人でも構いません。笑わせようとする相手を後から抱きかかえて、左わき腹(肋骨の下、左わき腹の隔膜)をやさしく左右にさすってあげます。ちょっと苦しくなるまで笑わせるのが大事だそうです。たくさん笑うと息を吐ききって、深い呼吸ができるようになり、横隔膜や腹筋が鍛えられます。また、スキンシップも同時にとれます。
私も時々子供をくすぐるようにしています。子供はまさかそんな意図があってされているとは思っていないでしょうが、結構喜んでいます。(本心は違うかな?)
皆様もぜひ今日から笑いに注目して見てください。今は漫才ブームで、その手に番組もたくさんあります。私が小さい頃は、ドリフターズの「8時だよ全員集合」がPTAのワースト番組1位でしたが、欠かさず見て大笑いしていました。たまにはみんなで茶の間に集まって、一緒に見ながら笑う事も大事ではないでしょうか・・・。ぜひ、今日から実行してみて下さい。
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