私が注目する健康の達人3人衆
私が健康に関して、その言動や書籍等を注目している人が何人かいます。その中で次の3名のドクターは、特に注目している方々で、このブログでも時々引用させていただいております。
3人とは「安保徹」「石原結實」「新谷弘実」の3名です。
安保徹(あぼとおる)先生は、新潟大学大学院歯学総合研究科教授で、白血球の自律神経支配のメカニズムを初めて解明されて、国際的な場で活躍されている世界的な免疫学者です。
私も学生の時に免疫を勉強しましたが、複雑でややこしく、もう一つ理解し切れていないところがありました。しかし、数年前に安保先生の「免疫革命」という本を読んでから、非常に頭の中が整理された思い出があります。
安保先生は、現代人の偏った生活が、自律神経のバランスを壊してそれが癌やアレルギーをはじめ、様々な病気につながっているとおっしゃっています。ここでそれ以上詳しくは述べませんが、食事、運動、仕事などなど、具体的に今の生活習慣をどう変えると健康につながるかをわかりやすく解説されています。
それらは、その気になれば誰でも今日から簡単に実践できるものです。一般向けの書籍が書店にたくさん出ていますので、ぜひ1,2刷購入して、じっくり読んでみて下さい。必ず役にたちます。
石原結實(いしはらゆうみ)先生は現在イシハラクリニックの院長として勤務されている傍ら、伊豆に「ニンジン、リンゴジュース断食」を実践する保養所を解説されています。
長崎の江戸時代からの漢方医の家系に生まれられており、漢方を中心とした東洋医学に基づく治療を実践されています。東洋医学的に考えると、「陰」と「陽」があり、陰性の体質、陽性の体質にそれぞれ傾く事により、それに応じた病気にかかりやすくなります。
まずは自分がどちらの体質なのかをよく見極めて、それに対して生活の仕方や食事、運動などに付いてどうしたらよいか具体的に細かく書いてあります。
冷えの弊害も強調されており、体を温めて(内外から)血液をキレイにし、気・水・血の滞りを作らないようにすると病気は治り、健康を維持できるとおっしゃっています。私も患者様によく質問しますが、今は平熱が35度代という方が結構いらっしゃいます。石原先生は、これは由々しき問題だとおっしゃっています。
先生が提案されているしょうが紅茶を私も愛飲しております。飲むと体の芯から温まってくるのがわかります。漢方薬の8割くらいはしょうがの仲間だそうです。飲みつけると結構クセになります。
石原先生の書籍も書店にたくさん出ていますので、ぜひ購入されてみて下さい。
新谷弘実(しんやひろみ)先生は米国アルバートアインシュタイン医科大学外科教授をはじめ、様々な役職を兼任されており、内視鏡のパイオニアとして日米両国で30万人以上の胃腸内視鏡検査と10万例以上のポリープ切除手術を行ってこられました。
「腸相」という考え方の元、患者の生活習慣と腸相との関連性を研究されて、やはり生活習慣の改善を提案されています。体の中の反応は全て酵素で行われており、体に無理をかるとその酵素を無駄使いしてしまい、また、処理しきれないと体が傷つき、それが病気につながるそうです。コーヒーやお酒もよくないそうなので、ちょっと耳が痛いところです。また、果物には酵素が豊富に含まれているので、たくさん採った方がよいとの事です。
その他、食事や水、運動、呼吸、睡眠などなど生活習慣全般にわたって具体的に述べられています。新谷先生がこの3人の中では一番最近注目されていると思いますので、書籍等はすぐに見つかるでしょう。
私がこの3人に共感できる事は、病気は他人任せではなく、自己責任で治すという所と、難しい方法や特殊なくすり、食べ物などを使わずに、誰でも今日から安価に実践できる事を提唱されているところです。
今の日本人は、世界一の長寿を手に入れましたが、そこに「健康で」という頭文字が入りにくいのが実態です。ぜひ、この3名の先生方の提唱される健康法を(多少相反するところもありますので、そこが自分で判断してみて下さい)日常生活に取り入れてみて下さい。必ず何かが変ります。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (3)
最近のコメント