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2007年7月21日 (土)

熊本咬合療法研究会を発足しました

先週の台風被害はいかがでしたでしょうか?被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

私は丁度その日に、長崎で日本医療管理学会全国大会が行われており、私自身が歯科医師会の医療管理委員会委員長を行っている関係で、それに参加してきました。

最初は熊本からフェリーで島原に渡っていく予定だったのですが、あいにく全便欠航で、仕方なく高速で向かいました。途中、何度か風に流されてひやひやしながら何とかたどり着く事ができました。

さて、今月はこのブログをさぼっていましたが、その訳は、このたび私を含めて臨床生理咬合を勉強している仲間3人を中心として、熊本咬合療法研究会というものを立ち上げましたので、その準備に追われていました。

私がこのブログを作った目的は、かみ合わせを正すと、口の中だけでなく、全身が健康になる事、それと、今までの歯科医療は咀嚼運動、つまり物を食べる運動をあまり重要視してこなかったため、せっかく治療しても食べにくい、あるいは食べられないという状態が実際かなりあるようなので、咀嚼運動に基づいた治療があり、それを行うと非常に食べやすくなる他、歯のトラブルもぐっと減ってくるという事を、広く知っていただきたかったからです。

この「全身の健康に良い顎位」「咀嚼運動に基づいた治療」は、実は歯科医師の中でもあまり理解されていないというのが現状です。実際、歯学部の中でも全く触れられていない内容です。

実は、私自身もこれを知ったのが4,5年前で、それから慌てて勉強しだしました。自分で治療に取り入れるようになって、これは本物だとたびたび実感する毎日です。

当医院に来院される患者様には当然その様な治療を心がけておりますが、その数は知れています。ぜひ、多くの患者様にこの治療の恩恵を受けていただきたいと思い、仲間を増やしてより研鑚を重ねていく目的で、研究会を立ち上げました。

もちろん、私自身がまだまだ勉強途中ですので偉そうな事は言えません。

美味しく食べるというのは、人間が生きている限り続く最大の楽しみではないかと思います。それを生涯のテーマとして、私自身も研鑚を重ねて行きたいと思っております。

組織が整いましたら、他の仲間も紹介していきたいと思います。それも含めまして、今後とも有益な情報を提供していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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