森光子さんの元気の元は歯だった
女優の森光子さんを拝見するたびに、その若さに驚かされます。日本人は世界第1位の長寿を獲得しましたが、「健康で長寿」かというと、なかなかそうは言い切れない部分があります。統計を見てみると、亡くなる前の数年は病院や介護施設などで過ごす場合が多いようです。
その点、森さんは87歳という年齢を全く感じさせないお姿は、正にアンチエイジングの鏡のような存在です。もちろん様々な努力の賜であるのでしょう。その中に、「歯が丈夫」と言うのも入っているそうです。それに関する記事を見つけましたので、転載いたします。
(記事より) 女優、森光子(87)の主演舞台「放浪記」が東京・日比谷のシアタークリエで幕を開けた。今作から大事を取って“でんぐり返し”を封印、木賃宿の人々と一緒に“バンザイ”する場面に変更して単独主演記録の更新に挑む森。健康の秘密は丈夫な“歯”にあった。
公演前、4年ぶりに共演する黒柳徹子(74)が、森の健康の秘訣をこう明かしていた。「朝、夕に75回ずつスクワットをしたり、自転車漕ぎをしたり。それから結構、肉を良く召し上がるんですよね」
すると森は、「肉は50-60グラムですけどね。それから卵、卵! 1日2、3個食べるのよ」とスタミナ源を披露。舞台関係者によると森の好みの肉は、ある程度、噛み応えのあるロースだという。
咀嚼できるのか、失礼ながら森に直接聞いてみると、「21本、自分の歯よ。もう少しで定期検診なの。歯間ブラシで睡眠時間が削られてるの」と笑顔で答えてくれた。口元には、きれいに並んだ白い歯がキラリ。とても、この5月に米寿を迎える人とは思えない。
1989年に政府と日本歯科医師会が提唱した80歳で20本の歯を残そうという「8020運動」の先陣を切っている。
61年の芸術座初演以来、8日で通算1860回公演。2月23日には1900回を迎えるが、耳が遠くなった様子もなく、かくしゃくとした姿で公演直前の取材もテキパキ。2000回の金字塔も見えてきた。
「ギネスブックに申請しようかと申し上げたところ、“まだ継続中だから”と言われました」(東宝関係者)
舞台は芸術座から生まれ変わったシアタークリエ。「建物は新しいけどお客さまは変わらない。優しく、温かく、いつものように助けてくれる」
森の歯が光った。3月30日まで。
歯科界の中では、自分の歯がしっかり残っていると元気であり、医科も含めた医療費が約3分の1程度で済んでる(つまり健康である)事は周知の事実なのですが、一般に方の認識はまだまだのようです。もっと啓蒙活動が必要であると思われます。
今、段階の世代の方々が続々と退職を迎えられています。あと10年もすると、その方々の中から、要医療、要介護の方がどんどん出てくる事が考えられます。
年金も含めまして、出生率の激減により、若い人が減ってくると、当然ですが税収の他に、人でも絶対的に不足してきます。税収は極端に言えば消費税率をもっと引き上げれば何とかなるのかもしれませんが、人手は移民でも積極的に入れていかない限り、補充する術がありません。
とすれば、どうしても生涯を元気で全うしていただかなければ国が成り立たないと言う事態も想定できます。医療費を減らす改善策の一つが、歯をきちんと手入れしておくと言う事を、ぜひ認識してください。歯は28~32本ありますので、2,3本無くなっても確かにそのうち慣れて噛めますが、そこから徐々に崩壊が始まっています。
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