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2011年8月18日 (木)

健康とは

私は時々、講演をさせていただきます。

その時に、最初に必ず出すスライドがあります。

そこには

「健康は決して与えられるものではなく、自ら努力して勝ち取るものである」

と書いています。

我々歯科医師(医者も)は、あくまで病気がよくなるように、その環境を整えているだけです。その結果、治癒に向かうのはその人の免疫力にかかっています。そのため、同じような治療をしても、すぐ治る人もいれば、長引く人もいます。

つまり、医者は患者さんご本人が治ろうとするのを手助けしているだけで、決して医者が治しているわけではないということです。

そう考えると、病気を治すためには、患者さん自身が自分の免疫力を高める努力をする必要があります。免疫に関する本は、阿保先生や石原先生など、多くの方が本を出されていますので、参考にされるといいと思います。

よく、「休養」「睡眠」「栄養」と言われますが、その通りだと思います。

野生動物は、けがをしたり病気をしたら、治るまでじっと身をひそめています。人間も動物の仲間ですので、根本に帰って見習うべきでしょう。まあ、社会生活を送る上では、どうしても動かなければいけない場合もあるかとは思いますが、その中でも上記の3点を常に意識してできる範囲で気をつける必要があります。

また、私自身が言うのも何なのですが、当然ドクターの診断力や技術力の違いはあると思います。つまり、どのドクターを選ぶかかは、患者さんの自己責任とも言えます。

自分の体を任せるのですから、単に、近くにあるとか、夜間や休日に空いているからというのではなく、自分に合った医院をじっくりと選んでいただきたいと思います。また、信頼できる医院が見つかったら、そこをかかりつけとして、長く通っていただきたいと思います。

ちなみに、うちの医院の待合室には、セカンドオピニオンを奨励する張り紙をしています。その中には、自分の納得いく診断や治療方針が得られなかったら、ぜひほかの医院にも行って、自分の納得できる所で治療を受けてくださいというような事を書いています。そこで多少の余分な費用が発生しても、それは決して無駄ではないはずです。

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2011年8月10日 (水)

クスリを考える

初診の方は、診療を始める前に、必ず飲まれているクスリの確認をします。

そのたびに、多くの種類と量のクスリを飲まれていることに驚かされます。

人によっては、指示されたクスリを飲むだけでおなかがいっぱいになりそうです。

「神様はクスリを飲まないと健康を維持できないように人間を作られたのでしょうか???」

最近、テレビなどを見ていると、病気の検査基準値がどんどん下げられているように感じます。みんな病気にされそうです(笑)

例えば、高血圧などは、我々が学生の時に習ったのは、最高血圧で160以上でしたが、最近は、たしか140くらいまで下げられたと思います。

もちろん、それなりの研究や調査の結果、出された結論ではあると思いますが、ある程度高齢になってくれば、ほとんどの方が高血圧になってしまうのではないでしょうか?

血圧が高いと、即、脳梗塞や心筋梗塞などにつながるような、強迫観念のようなものをみなさんお持ちではないでしょうか?

でも、専門家の本を見ると、実は血圧が低くても、そのような病気は起こるそうです。

もちろん、200とか飛びぬけた数値の場合は別ですが、境界の人は先ずは原因をよく考えて、クスリを飲む前にそちらに対する対処をするべきではないでしょうか。

私は47歳になりますが、基本的に一切クスリを飲みません。熱が出たり風邪気味の時は、休養と睡眠と栄養を十分に取って、免疫力が上がるような生活を数日おくります。それでほとんどOKです。

急性期のひどい感染症や、症状がきつくてストレスが大きい場合はクスリも必要だと思います。ストレスは免疫力を下げます。

しかし、慢性期に入れば、原因をよく考えてアプローチしていかないと、一生クスリを飲み続けることになります。

副作用のないクスリはありません。

場合によっては、あるクスリの副作用を軽減するために、別のクスリを出すような事がよく行われているようです。

キーワードは「自己免疫力」だと思います。

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2011年8月 6日 (土)

歯科で人生が変わる・・・その1

芸能人は、必ず歯をきれいにします。

デビューした時は、八重歯が特徴的だったアイドルが、数年経つうちに、いつの間にかその八重歯がなくなり、真っ白な歯に変わっています。

美容整形には、必ず歯科が入っています。

これらは、何を意味しているでしょうか?

歯が人間の印象を決める大事な要素を占めていると言えると思います。

明るい爽やかな笑顔は、何よりも相手の心に良い印象を与えます。

想像してください。

まったく同じ条件で、歯並びや歯の色が綺麗な人と、ガタガタで虫歯で欠けているところや抜けているところがある人を比較した場合、どちらが就職率が高いでしょうか?どちらが結婚できる確率が高いでしょうか?どちらがセールスや商談がうまく運ぶでしょうか?

答えは言うまでもありませんね。

お笑いのコントで、よく歯を黒くして出てくることがありますね。非常に間が抜けて見えますよね。彼らはそれを狙って行っているわけですが、一般の生活の中でも相手にそのような印象を与える可能性があるということです。

前歯が顔に与える印象は本当に大きいと思います。

前歯が取れたり欠けたりしたら、みなさん飛んで来院されます。治療を行って、前歯に仮歯を入れるのは当然だと思われています。(仮歯に関しては、実はただ働きが多いんです。涙)

歯を直したり、整えたりするのは二つの目的があります。

一つは審美面、もう一つは機能面です。

今まで書いてきた審美面は、たぶん誰でも意識はあるのだと思います。ただ、こうやって、改めて読んでみるといかがでしょうか?

人前で大きな口を開けて笑えることは、性格まで変えてしまいます。ひいては、人生も変えてしまいます。

もう一度、鏡の前で「イーッ」として自分の笑顔をチェックしてみてください。

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2011年8月 2日 (火)

ブログを復活いたします。

8月に入り、猛暑が続いております。皆様お変わりありませんか?

城南歯科医院もこの7月で平成6年に開業して17年目に入りました。これも支えていただ患者様、スタッフ、その他多くの方々のおかげだと感謝しております。

今日からまた、このブログや当医院のホームページを通して皆様にためになる情報を発信していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

今回、副院長ブログとスタッフブログも立ち上げましたので、今度ご紹介いたしますので、そちらもぜひのぞいてみてください。

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