東日本大震災と誤嚥性肺炎
東日本大震災後、震災地域にて誤嚥性肺炎で亡くなられた方の数は、前年の同時期に比べて2倍~3倍に増加していると言われています。
これは、地震の発生から3か月が過ぎても水道が復旧せず、ブラッシングが十分にできていない地域があるためです。
歯ブラシや歯磨剤はあっても、水不足で飲み水が優先されてしまっていたようです。
ある老健施設では定員いっぱいの約100人が入所していたにもかかわらず、そのうち2割の方が震災直後から約2か月にわたり歯を磨けておらず、その全ての方に食物残渣が大量に存在し、歯肉が腫脹した状態だったとのことです。
では、誤嚥性肺炎とは何でしょう?
簡単に言うと、異物が肺に入ることによって起こされる肺炎のことです。
その中には、胃内容物を嘔吐に伴い肺に誤って嚥下して生じる「科学的肺炎」と、口腔内細菌を不顕性に誤嚥して生じる「細菌性肺炎」とに分けられます。
そのうち、「細菌性肺炎」は一般的に、物を飲み込む力や異物を吐き出す力が落ち、免疫力も低下する高齢者がかかりやすいと言われています。予防するには徹底して口腔内を清潔に保つこと以外ありません。
以上、熊本市歯科医師会学術委員会Q&Aより
高齢者の直接の死因になるのは、肺炎が高い割合を占めます。
その最も効果的な予防策が「口腔ケア」です。
日々、自分で行うパーソナルケアと、定期的に歯科医院で行うプロフェッショナルケアを組み合わせることによって、最も効果的なケアができます。
ぜひ、今日から実践されてください。わかりにくい所は、かかりつけの歯科医院にぜひご相談ください。
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