ネットにこんな記事が出ていました。
骨のゆがみを直せば心も軽くなる!?
引きこもる息子を回復させた体のメンテナンス法
自分の身体を客観的に見て「体を整える」やり方で、引きこもっていた2人の息子を回復させた母親がいる。東京都に住む山本光代さんだ。「引きこもりは、気力だけではどうにも解決できない」 こう明かす山本さんは、引きこもっていた長男と次男の筋力が衰えていたため、母親自らが懸命に体のメンテナンスをすることによって、回復を手助けしたという。大きな悩みがあるときに、ドキドキして呼吸が浅くなる経験をした人も多いに違いない。しかし、体の仕組みから考えていくと、それは病気ではないと山本さんはいう。「感情がトラウマだったとすると、その記憶を思い出すと、体に出てくるんです。自分の体に感じたものは、心ではなくて、体が覚えているんですね。だから、体が一緒に反応してくるということは、体を治さなければいけない」
教師を辞めてカイロプラクティックの道へ
長男は見事大学卒業、次男は専門学校に
山本さんは2年間、カイロプラクティックの学校で勉強。2005年、東京メトロ丸の内線南阿佐ヶ谷駅近くに「324カイロプラクティックオフィス」を開業した。
カイロプラクティックとは、100年ほど前に米国で発祥した骨格を矯正する療法で、解剖学や神経学に基づいた手の技。筋肉の硬い日本人向けには、まず筋肉をほぐしてから、骨格のゆがみや肩こり、腰痛などを整えていく。
この療法を学び、実践したことによって、山本さんの長男は、大学を卒業し、国家資格の取得に向けて勉強している。また、次男も自力で高校認定を取得。ITの専門学校にも入学し、就職活動をしているという。
「息を吸うと、肋骨筋が上がったり下がったりすることによって、肺を膨らますんです。ところが、背中が曲がったり、骨格が曲がったりすることによって、肺が膨らまなくなる。息の容量が少なくなってしまうんですね。酸素が足りなくなれば、血流が悪くなる。体の筋肉が緊張して、血行に異常をきたし、『心拍変動』にも影響するのです」 山本さんは、高齢者が将来、寝たきりや要介護にならないよう、筋力の低下を防ぐことが大事だという、
日本整形外科学会が2007年に提唱した「ロコモティブ症候群」に注目した。「歩いていない、動いていないということは、筋肉を使っていない。気持ちで動きたいと思っても、体がついていけなくなる。引きこもりの人たちもメカニズムは同じなのではないか」多くの人たちは、体は自然に動くものだと思っている。ところが、ねん挫などで痛みをかばう姿勢がずっと残っていたりすると、体の左右のバランスが変わってくると、山本さんは説明する。
つまり、右に傾いていれば、右足に負担がかかり、体は中心軸からブレるというのである。「どうしたら直接、体がほぐれるのかというと、温めてあげるとか、スキンシップをすることです。私たちはお薬を使えませんので、アロマオイルを併用しています。嗅覚や皮膚からだと、すぐに効果が表れます。
骨盤が曲がると、必ず首に来ます。気持ちがうつになったら、姿勢を正して後ろ向きになることはない。どうしても前かがみになるので、首に負担がかかる。うつのときでも、薬を飲む前に、まず首を治して様子を見ることです。体が動くようになれば、気持ちも違ってきます」実際、引きこもっていた当事者たちも、こうした施術を受け、回復していったケースも少なくない。
「肩の高さが、違いますね」そう指摘を受けた筆者も、山本さんのカイロプラクティックを体感してみることにした。どうやら、左右の骨盤が違うらしい。用意されたメニューは、ヒバのオイルを入れた足浴と、手のほぐしだ。まずジャケットを脱ぎ、ベルトを外して、右と左の重さを片足ずつ測る体重計に乗ってみた。左右の体重計の差がゼロに近ければ近いほど、バランスがとれていることになる。ちなみに、左右差が8キログラム(約18ポンド)あると、内臓の具合が悪い。25キログラム(約55ポンド)以上あると、脳梗塞などの疑いがあり、病院に緊急入院してもらったケースもあったという。
「病気する人は、血流が変わってくるので、バランスが崩れているんですね」結果は、右67ポンド、左80ポンド。13ポンドも差があって驚いた。「左のほうに負担がかかっていることになります。肩が右のほうを向いていますよね。それに、立ったときに、手の位置や長さも左右が違う。なぜかというと、右の肘がよじれていますね」右の掌が下に向かってよじれていた。「男の人は、肘が曲がると、目に来るよ」そういわれながら、右手をほぐしてもらい、意識しなくてもまっすぐになるよう調整してもらった。
次に、手だけを入浴。湯には、神経を安定させる効果のあるヒバのオイルを入れた。そして、湯の中で問題のある指をほぐしてもらった。「右の人差し指が硬い。どうしても右手に問題がありますね」1日中、パソコンを打ち続けている生活とも関係があるそうだ。
さらに、ズボンをまくって、足温浴に挑戦。ヒバの香りが森林浴をしているような気分にさせる。 ヒバは、防かび剤やシロアリ予防に使われる。水虫予防にもいいらしい。「足首の形は、左のほうに問題がある。ねん挫や骨折、子供の頃、階段や滑り台から落ちたことなどが、ずっと影響していることが多い。
こうやって、自分の負の部分を知ることが大事なんですよ。自分でメンテナンスを心がけると、状況は変わってくるのです」取り揃えられているエッセンスオイルは常時、20種類以上。ローズマリーのオイルを湯に入れると、記憶力がアップするという。また、元気がない人には、オレンジの香りがいいらしい。このままの状態で右手から順番にほぐしてもらっていると、うつらうつら眠くなってきた。「肘を治すことによって、肩の位置も変わってきます。肩こりや首の調整をするときは、原因の手からほぐさないと意味がない」
体がだんだん温まってきた。湯に浸かる右足が少し内側のほうを向いているのも、バランスが悪いからだという。そこで、アクチベーターという器具を使って、ダダダダダという振動を右のふくらはぎに当ててもらった。脊椎が瞬間的にリセットされる効果があるらしい。「時間が経つと、また戻ってしまう。ただ、3週間に1回くらい、リセットを繰り返していくことによって、変わっていくんですよ。期間は人によって違います」
こうして再び、体重計を測ってみた。左右の差は、わずか3ポンドほどの違いだ。原因は病気でなく、筋肉の硬さだった。「池上さんもクリスマスブーツ状態で、足としてはうまく機能されていない。ふくらはぎをもっとメンテナンスしてあげれば、疲れは取りやすくなると思います」
心の回復は体を改善することから
ここは、口コミだけで、宣伝はしていない。基本的に女性専用だが、紹介などがあれば男性でも対応しているという。「心が病んでいる人には、家で何かを説得するよりも、気持ち良くしてあげたほうが早いんです」 考え方を変換させる認知行動療法とは、また違ったアプローチだ。体の構造を勉強すると、自分の体を客観的に見ることができるというのは、当事者だけに限らず、興味深い話である。
我々の仲間では、昔から姿勢の写真を撮っています。それは、かみ合わせを治すと劇的に姿勢が変わるからです。
前述の記事から言うと、全身も健康になりますよね。
どこにアプローチするかの違いですが、歯は骨格の一部であり、骨格の中で唯一簡単に触れることを考えると、歯にアプローチするのが、一番の近道ではないでしょうか???
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