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2012年7月26日 (木)

ムヒカ大統領のリオ会議スピーチ

考えさせられるスピーチです。転載します。

ムヒカ大統領のリオ会議スピーチ: (訳:打村明)

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会場にお越しの政府や代表のみなさま、ありがとうございます。

ここに招待いただいたブラジルとディルマ・ルセフ大統領に感謝いたします。私の前に、ここに立って演説した快きプレゼンテーターのみなさまにも感謝いたします。国を代表する者同士、人類が必要であろう国同士の決議を議決しなければならない素直な志をここで表現しているのだと思います。

しかし、頭の中にある厳しい疑問を声に出させてください。午後からずっと話されていたことは持続可能な発展と世界の貧困をなくすことでした。私たちの本音は何なのでしょうか?現在の裕福な国々の発展と消費モデルを真似することでしょうか?

質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。

息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70億〜80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?

なぜ私たちはこのような社会を作ってしまったのですか?

マーケットエコノミーの子供、資本主義の子供たち、即ち私たちが間違いなくこの無限の消費と発展を求める社会を作って来たのです。マーケット経済がマーケット社会を造り、このグローバリゼーションが世界のあちこちまで原料を探し求める社会にしたのではないでしょうか。

私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいはグローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?

このような残酷な競争で成り立つ消費主義社会で「みんなの世界を良くしていこう」というような共存共栄な議論はできるのでしょうか?どこまでが仲間でどこからがライバルなのですか?

このようなことを言うのはこのイベントの重要性を批判するためのものではありません。その逆です。我々の前に立つ巨大な危機問題は環境危機ではありません、政治的な危機問題なのです。

現代に至っては、人類が作ったこの大きな勢力をコントロールしきれていません。逆に、人類がこの消費社会にコントロールされているのです。私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。

ハイパー消費が世界を壊しているのにも関わらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。消費が社会のモーターの世界では私たちは消費をひたすら早く多くしなくてはなりません。消費が止まれば経済が麻痺し、経済が麻痺すれば不況のお化けがみんなの前に現れるのです。

このハイパー消費を続けるためには商品の寿命を縮め、できるだけ多く売らなければなりません。ということは、10万時間持つ電球を作れるのに、1000時間しか持たない電球しか売っては行けない社会にいるのです!そんな長く持つ電球はマーケットに良くないので作ってはいけないのです。人がもっと働くため、もっと売るために「使い捨ての社会」を続けなければならないのです。悪循環の中にいるのにお気づきでしょうか。これはまぎれも無く政治問題ですし、この問題を別の解決の道に私たち首脳は世界を導かなければなりません。

石器時代に戻れとは言っていません。マーケットをまたコントロールしなければならないと言っているのです。私の謙虚な考え方では、これは政治問題です。

昔の賢明な方々、エピクレオ、セネカやアイマラ民族までこんなことを言っています

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ」

これはこの議論にとって文化的なキーポイントだと思います。

国の代表者としてリオ会議の決議や会合をそういう気持ちで参加しています。私のスピーチの中には耳が痛くなるような言葉がけっこうあると思いますが、みなさんには水源危機と環境危機が問題源でないことを分かってほしいのです。

根本的な問題は私たちが実行した社会モデルなのです。そして、改めて見直さなければならないのは私たちの生活スタイルだということ。

私は環境資源に恵まれている小さな国の代表です。私の国には300万人ほどの国民しかいません。でも、1300万頭の世界でもっとも美味しい牛が私の国にはあります。ヤギも800万から1000万頭ほどいます。私の国は食べ物の輸出国です。こんな小さい国なのに領土の90%が資源豊富なのです。

私の同志である労働者たちは、8時間労働を成立させるために戦いました。そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働になった人たちは別の仕事もしており、結局は以前よりも長時間働いています。なぜか?バイク、車、などのリポ払いやローンを支払わないといけないのです。毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。私と同じく、幸福な人生が目の前を一瞬で過ぎてしまいます。

そして自分にこんな質問を投げかけます:これが人類の運命なのか?私の言っていることはとてもシンプルなものですよ:発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を持つこと、そして必要最低限のものを持つこと。これらをもたらすべきなのです。

幸福が私たちのもっとも大切なものだからです。環境のために戦うのであれば、人類の幸福こそが環境の一番大切な要素であるということを覚えておかなくてはなりません。

ありがとうございました。

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2012年7月19日 (木)

かみ合わせ治療体験

知り合いの先生から教えてもらった咬合治療体験の話です。

患者は神田正則さんという、知る人ぞ知るというカリスマ経営コンサルタントです。

術者は北海道の佐藤先生という歯科医師で、私も同じ勉強会で学んだ一人です。佐藤先生はその後、独自に勉強を続けられておられます。

「引用」

どこにいっても治らなかった10年来の、原因不明の肩コリが?みるみる改善した、個人的な話
北海道の歯医者に通っている。と言うと驚かれるのだが、噛合わせ?を治してもらっているのだ。
実はね、私、もう15年ぐらい、ずっと肩コリに悩まされてきたん?ですよ。それが酷くなったのが、5年前。ベッドのうえから立ち上?がろうとしたときに、首のあたりをギクっとやってしまったのです?ね。それ以来、左肩甲骨裏の重苦しい痛み、瞼の痙攣がはじまった?のですね。
こうした症状。マッサージにいったり、鍼にいったり、薬を飲んだ?り・・・一時的にはよくなったと感じることがあっても、すぐに再?発してくる。
いまから考えると、そのときから、左手の中指にあった古傷が、黒?くなりはじめたのです。はじめは黒い点だったんですよ。それが黒?い線となり、それが年々、濃くなっていく。
その爪の黒い筋が、実は悪性黒色腫という、ほんとうに悪性の癌だ?ということを告知されたのが、1年半前。
もう、まいちゃっていたんですよ。
皮膚癌は手術で切除したでしょ。だから、病院では、もう奇跡的、?最善の状態で完治したことになっています。
でもね・・・心の底で、皮膚が癌化したのは、表面的な話で、根本?的なところが解決してなきゃ、こりゃ再発するかも・・・という不?安が残っていたんですよ。
でも・・・その根本が、どこにあるのかが、わからなかった。
ところが、ですよ。この根本的な原因を、みつけちゃった人がいるんですね。
なんと、それが、今年2月に札幌で行った講演会の懇親会で、となりに座った歯医者の先生。いままでの身体の不調を、全部、噛合わ?せから、説明してくれたんですね。
私、翌日には、講演の合い間をぬって、治療をはじめました。その結果、噛合わせのマウスピースを寝る間だけつけていたら、みるみる健康状態が改善。たった1カ月後には、がーはっはっはーーーーーーー。
いやーな、おもーい鈍痛の肩コリはなくなる。便通はよくなる。顔は小さくなる。脇の下の腫れはなくなる。などなど。ちょっと私の身体にとっては奇跡的なことが、数々起こっています?
その結果、何が良かったというと、身体の不調の根本的な原因が取?り除かれた感があるんですよ。
つまり、完全な健康。それが、常にあるという実感。
という、あくまでも個人的な話なんですが  どうして、噛合わせの調整が、これほど劇的な変化を、私の身体にもたらしたのか、?については、次回に説明しますね。乞う、ご期待。
いやー噛合わせ治してもらったら、全身が10歳、若返った気がす?る。がーはっはっはーーーーーーー。
以上、あくまでも個人的は話。つづく
どこにいっても治らなかった10年来の、原因不明の肩コリが、?みるみる改善した、個人的な話  その2の巻
で、奇跡的に時間が空いていたので、さっそく翌日朝、私は治療室?をノックした。その名医は、おたく的。治療をはじめると、彼がいかに自分の治療?法に自信をもっていて、なおかつ愛しているかがビンビン伝わって?くる。まずは最先端の機器で、骨格、首、顎あたりのレントゲンをとり、?さらにはガムを噛んでいる口の動きをコンピュータで記録・分析。「やっぱり・・・」
先生は、レントゲンを指さしながら、首や鎖骨のゆがみを指摘する?
驚いたのは、そのあと  先生が、僕の左肩に触れたとたんに、?身体がぐらっと傾く。一方、右肩に触れても、身体はくずれない。なぜかといえば、噛み合わせが微妙にずれているからだ。
先生は、噛み合わせの特定箇所に、試しに紙一枚を挟んでみる。す?ると・・・
左肩をさきほどより強く押しても、その瞬間に、びくともしなくな?る。
「ええええ。騙されているんじゃない???」と、私は先生を疑う?が、先生の説明はクリアだった。
「神田さん、想像してみてください。頭の重さは4キロ。ボーリン?グのボールぐらいの重さです。これが、やじろべーのような骨格に?乗っているのです。そのボーリングボールのバンラスをとっている?のが、顎なのです」
つまり、顎がずれると、割りばしでこしらえたヤジロベーのような?上にのっているボーリングボールの位置がずれる。すると・・・小?学生でも、どうなるかわかる!!
骨格が崩れるのだ。これは、怖いほどの、身体ドミノ倒しだ。
顎がズレる  頭の位置がズレる  それを支えようとして、?首の骨がズレる  それを支えようとして、鎖骨がズレる  ?肩甲骨の位置が変わる  背骨が曲がる  腰骨がズレる ⇒? 延々にゆがみの連鎖が起こる。これが若いときには、問題ないんだ。筋肉が支えているからね。
ところが年を重ねていくと、臨界点を超えたところで、突然、ガタ?がくる。
しかも、だ。当然、ずれた骨格を筋肉は24時間・365日支えようとするわけ?だ。4キロのボールを、細かい筋肉で支え続けるわけ。そう、こうしている一瞬一秒でも。24時間365日、筋肉は緊張?、硬直。
だから・・・・当然、マッサージしたって、日数がたてば、また永?遠に、永続的にコリがでてくるわけです。
驚くべき話は、さらにある。このようなメカニズムがわかると、顎が正しい位置に収まった瞬間?に、首の筋肉が柔らかくなる。いい? その瞬間だよ?瞬間に、ガチガチだった、首や肩の筋肉がふわふわになるの。
これは感覚ではない。数値で把握できる。
正しい噛み合わせになるよう、紙一枚、挟むと、その瞬間に、筋肉?の硬さを測る計器の数値が、ぐぐっぐんと下がっちゃう。これは、ありえないね。なんで、こんなことが、知られていないんだろう???
僕は、この先生は、天才かとおもいました。というのは、歯科だけ?の知識じゃダメで、身体全身にかかわる東洋医学を相当研究してい?ないと、これはできない。
見ただけで、ぱぱぱぱぱっと、紙を挟む位置を調整し、筋肉に無理?がかからないようなバランスに整えちゃうのね。偽物の天才って、自慢したり、傲慢で、自分を大きく見せることで?、まわりに信者で固めちゃったりするんだけど、この先生は、奥さ?んが厳しい。だから、ぶれないし、驕らない。というわけで、もちろん、いろんな治療があって、もちろんいろん?な素晴らしい先生がいるんだけど、私は、このような体験をしまし?たので、ご参考になればと思います。
それと、これは神田個人的な効果ですから、あなたの場合は、どう?かというのは、なんとも私はアドバイスできません。でも、原因が?わからない場合には、相談してみてもいいかもよ。
一応、許可もらっているので、ご紹介しますと、札幌の幸健美歯科?の佐藤先生です。ご関心ある方は、ネットで検索してみてください?
追伸、しっかし、健康関係のひとが、それぞれの分野ごとにバラバ?ラになっている時代は、もう終わりですね。だって西欧医学だけで?も、東洋医学だけでも、それだけじゃ十分じゃないもの。いまある?診断技術や、歯科医、内科医、東洋の治療家、食事療法の方々が連?携すれば、かんたんに予防医学の先進国に、日本はなりますよ。
でも、現状、分野が違うことで、お互いが主導権争いしているんだ?もの。
これ、やめましょうよ。
患者本位の医療を創造できるチャンスは、まさに今だと思います。
「病気のない世界は、日本からはじまる」ってことを、そろそろ、?私たちは気づかなければならないと、僕は思います。

咬合治療の可能性と素晴らしさを、ぜひ多くの悩める方々に知っていただきたいと思います。

当委員ホームページにも、かみ合わせ治療の体験談を載せておりますので、ぜひご覧ください。

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