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2012年9月11日 (火)

歯がなくなると障害者?

久しぶりの更新です。

夕焼け院長を見習わなければいけません。内容も素晴らしいし。

先日、患者さんから冗談半分に「歯が無くなったら、障害者に認定されないんですかね」と言われました。

その時は、笑いながら「残念ながら・・・」と答えたのですが、その言葉が妙に頭に引っかかっています。

歯が欠損して人工的に入れるものを「義歯」と呼びます。では、この「義」がつくものを思い浮かべてみると、「義手」「義足」「義眼」などがすぐに思い浮かびます。

どれも、多分障害者手帳を支給されて、何らかの国家の補助を受けられていると思います。

なぜ、歯は除外されたのでしょうか・・・?

野生の動物は、歯の寿命はその個体の寿命と同等であり、歯の存在は命と直結しています。

人間の歯は成人で普通28本~32本(親知らずも入れて)ありますので、2,3本なくなったって・・・と思われがちですが、とんでもない。

ここが全身不調に陥る入口です。

歯がきちんとそろっている人の医療費(医科も含む)は、そうでない人よりもかなり安く済んでいるという統計が、たくさん出ています。言葉を変えるならば、それだけ健康な人が多いとも言えるでしょう。

歯学部も、医学部から切り離されて久しくなります。

何か、釈然としないものを感じてしまいます。

ちなみに、外国では医学部を出た後に、歯科の勉強をして歯科医師になるところもあります。口も体の一部ですので、当然かもしれません。

あごろべー先生を中心として、歯をきちんと整えると全身の様々な症状が改善したり完治したりすることが立証されようとしています。

歯科の道を選んだものとして、わくわくしております。

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コメント

 発病の成り立ちから考えると、学術的には今後は歯科が予防医療や福祉予防の主役になると思いますが、永続的にバランスを制御していかなければならない歯科には多くの医療財源(コスト)が必要となります。
 これを社会保障とするのか、金持ちだけの保険外診療とするのかは、社会がこの意味を理解した後に議論することになると思いますが、もし前者の場合、医療財源全体のパイの大きさが変わらないのであれば、医科系財源から持って来ることになります。
 今後の、医療のパラダイムシフトにおける最大の壁はやはり、この巨大な権益組織なのでしょうか。

投稿: あごろべえ | 2012年9月15日 (土) 19時35分

再びスミマセン。

やっとわかりました。なぜ混合診療を医師会は認めようとしないのか。

「ある保険外の抗がん剤を使用すると、その他全部の本来保険適応の抗がん剤も保険外となる」という理解不能な現状のルール。利用者からすれば「保険適応されていない薬だけ自己負担すればいいじゃないか」と考え、自分もそう考えていました。

それを認めるということは何を意味するのか。

う~ん、頭がいいというか、自分が単細胞だったというか、さすが官僚と医師は頭の使い方が違う。

社会保障とは、誰に対する税金による保証なのでしょうか。

歯科が自費領域を増やしていくということは自分の首を絞めていく、ということだったのですね。

投稿: あ | 2012年9月16日 (日) 21時12分

医科は製薬会社等も含めて既存の権益を守ることに膨大な時間と労力とお金を使っています。その牙城を崩すのは、並大抵の事ではありません。
政治的にはかなり厳しいと思われますので、患者さんの認識を変えていくしかありませんね。
この4月から周術期の口腔ケアーが保険に入りましたが、なかなか実際は動いていません。
私も最近、プロジェクトチームに引き入れられ、やっと動き出すかなという所です。
仲間を増やして、客観的なデータを集めて、時期が来たら打って出たいですね。

投稿: みやちゃん | 2012年9月18日 (火) 12時54分

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