ドーピングをせずに運動能力向上 その1
*熊本センターは既に閉鎖されております。また、私も既に日本咬合学会を退会しております。そのため、丸山咬合療法は行っておりません。ご注意ください。平成25年4月
かみ合わせのずれが、様々な体調不良につながる事は、このブログを通じて何度も申し上げて来ました。本日は視点を変えて、かみ合わせを正しくすると、運動能力が向上する事について書きます。
いま、スポーツ界、特にアメリカを中心とするスポーツ界では、ステロイドなどの筋肉増強剤を主流とするドーピングが非常に大きな問題となっております。オリンピックも含めて、プロスポーツで非常に大きなお金が動いており、活躍すれば考えられないような巨額のお金を受け取る事ができるという現代事情がそうさせているのでしょう。
ただ、その様な選手達のその後を追ってみると、早死にしたり、体を壊して健康な生活を送る事がとてもできないような状況に追い込まれている人が、非常にたくさんいるようです。自分で選んだ道とは言え、やはり気の毒な気がします。
さて、私が取り組んでいる、大阪大学名誉教授の丸山剛郎先生が考案し、実践されている丸山咬合療法を行うと、タイトルにもあるように、ドーピングなどせずに、運動能力を向上させる事ができます。
下顎が体のバランスをとるのに大きな役割を果たしている事はいぜん書きました。下顎がずれると、それを補正するように首、かた、腰、膝と全身がずれてきます。ずれがあると、体を支えている筋肉は常に緊張を強いられます。つまり、言い方を変えれば疲労していく訳です。ですから、いざ運動時に力を発揮しようとしても、既に疲れている筋肉からは、100%の力を引き出すことができなくなります。
頭の重さはボーリングの玉1個分くらいあります。例えば人間の体に例えてみますと、160センチくらいの棒の先にボーリングの玉が固定してある所を想像してみて下さい。玉が棒の真上に乗っていると、最小限度の力で支えて立てておくことができます。もしこれが、前後左右どちらかに傾いているとどうでしょうか。その状態を保持するためには、かなりの持続的な力が必要になります。
下顎のずれを修正すると、体のバランスが瞬時に整います。これは、文章で読んでもなかなかピント来ないと思いますので、ぜひ1度体験していただきたいと思いますが、ほとんどの方がその変化にビックリされます。今までちょっと押されるとフラフラしていた体に、あたかも心棒が通った様に安定感が出て、少々押されても動かなくなります。
例えばこれを柔道に置き換えてみましょう。柔道は体のバランスを崩して相手を倒すスポーツです。多分、達人と呼ばれる人は、瞬時に相手の体のゆがみを読み取って、どちらに力を加えれば相手のバランスを崩す事ができるかを経験的に読み取る事ができるのでしょう。弱い方向に力を加えれば、簡単に相手を崩す事ができます。体のバランスが整えば、簡単にはバランスを崩せなくなります。また、力も出るようになります。これは後述します。
スキーのジャンプ競技の元オリンピック選手である原田選手が、自分は真っすぐ飛んでいるつもりなのに、どうしても毎回同じ方向に曲がってしまうと何かの手記に書いていたのを読んだ事があります。原田選手の顔を正面から見ると、下顎が曲がっています。(普通の方には良くわからないと思いますが、我々が専門的に見ると曲がっています)もし、丸山先生に治していただいたら、もっと活躍できたかもしれません。
その他のスポーツでも、体のバランスが大切である事は言うまでも無い事でしょう。両足で立っているにもかかわらず、目をつぶるとふらつく、あるいは立っていられない人がいます。これも極度に体のバランスが崩れている証拠です。人間が目でもある程度バランスをとっていますので、それがカットされた瞬間、元々ある体のゆがみがさらにクローズアップされてしまいます。
例えばゴルフのパッとをする時に、頭や体がふらついたらどうでしょう。良いパットはできないのではないでしょうか?実際にプゴルファーでよく名前の出る某選手もこの治療を行っています。また、K-1の有名選手も数名この治療を行っています。
今までは体のバランスについて書きましたが、もう一つ、薬や筋トレを行わなくても筋力をアップする事ができるのですが、それについては又次回書きます。
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