2006年1月11日 (水)

歯のホワイトニング(続き)

今日は、少し寒さも一段落したような感じです。豪雪地帯では孤立したり亡くなった方もいらっしゃるようで、心よりお見舞い申し上げます。温かくなったらなったで、今度は雪崩や洪水の危険が出て来るそうで、十分お気をつけ下さい。

さて、年末少々更新をサボっておりましたので、ホワイトニングの話が途中になっておりましたので、その続きです。

ホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。読んで字のごとく、オフィスは会社、つまり診療室で行なうもので、ホームは自宅で行なうものです。

オフィスホワイトニングは診療室で少し濃い目のホワイトニング剤を歯の表面に置き、一定の時間作用させて色を抜きます。たくさんの種類が発売されていますので、それぞれやり方が少しずつ違います。例えば、クスリを塗ってそのまま一定時間放置しておくものもありますし、クスリをより活性化させるために、強い光やレーザーなどをあてる物もあります。

濃度が濃い薬ですので、歯ぐきにも刺激が強いため、歯の境目の歯ぐきの部分は専用のお薬でガードします。また、通常ホワイトニングの操作を何回か繰り返すため、1回の治療時間がかなりかかり、我々も付きっきりで行ないますので、患者様も術者側も結構大変です。最近はクスリの改良も行なわれて、時間的なものは短縮されてきたようですが、かかられる歯科医院がどのクスリを使っているかによって、術式は変わります。

オフィスホワイトニングは濃い目の薬で一気に色を抜きますので、その副作用として強い歯のしみが出ることが多いようです。これは一時的なもので、歯が悪くなったというわけではなく、しばらくしたら自然に治るものなのですが、患者様によっては嫌う方もいらしゃいます。特に今のような冬場は水も冷たく、避けた方が無難な場合もあるでしょう。最近は、最初からしみ止めを配合したものも出てきたようですので、詳しくはかかりつけの先生にお尋ねください。

オフィスホワイトニングで確かに歯は白くなるのですが、短時間で一気に行うため、白さがどちらかと言うとすりガラスのような、少々透明感の少ない白っぽい色になりがちです。そのため、その上から特殊なクスリでコーティングするような方法もありますが、色のきれいさと言う点からは、ホームホワイトニングの方に部があるような気が私はします。

それに対してホームホワイトニングは家庭で自分で操作を行なっていただきます。と言うと難しそうに聞こえますがそうではありません。具体的に書きますと、まず歯科医院で歯型を採り、その上でホワイトニング用のトレーを作ります。透明なマウスピースのようなものです。それを患者様にお渡しして、その中にホワイトニング剤を自分で入れていただき、数時間装着します。それを2~4週間くらい続けていただきますと、歯が白くなってきます。オフィスホワイトニングに比べて濃度の薄い薬でじっくり行ないますので、非常にきれいに色が抜けます。

ホームホワイトニングでもやはり歯のしみが出ることがあります。その場合は、1,2日中断していただくと元に戻りますので、それからまた継続していただきます。要は積算時間ですので、期間が多少長くなるものの、効果には影響はありません。

私はホームホワイトニングのみを行なっています。医院によっては、オフィスを行なったり、両方を併用しているところもあります。実際に行なった患者様の感想をお聞きすると、見た目だけでなく、性格まで明るくなったと言う方が結構いらっしゃいます。

日本人は写真に写るとき、ほとんどの方が口を閉じで歯を見せないように写ります。対して外人は、これでもかと言うくらい歯が見えるようなスマイルで写ります。確かに彼らの歯は並びもよく、真っ白は歯をしています。

歯並びは矯正や補綴が必要になりますので、時間や費用もかかりますが、このホワイトニングは本当に簡単にできますし、費用も保険は効きませんが、少し前に比べるとかなり下がってきました。皆さんもきれいにホワイトニングされた歯で最高のスマイルを手に入れませんか。

ちなみに、ホワイトニングは永久的なものではありません。何年かするとまた色は着いてきます。特にコーヒー、紅茶、お茶、ワイン、コーラなどなど、色の強い飲み物や、カレーなどの色の強い食べ物を好む方は色の着き方が早いです。しかし、その場合はまたホワイトニングに行くと、最初の時よりも短期間でまたきれいにする事ができます。定期的に美容院に行くような感覚でホワイトニングに通われる方もいらっしゃいます。

真っ白な歯がのぞく最高のスマイルに値段をつけると果たしていくらになるのでしょうか?

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2005年12月20日 (火)

流行の歯のホワイトニング

少し前に、今年は暖冬とかいう予報を聞いた覚えがあるのですが、近年にない寒波に見舞われています。熊本は寒いだけですが、日本海側の方々は、雪で苦労されておりお見舞い申し上げます。明日からまたまた寒くなるとか。気をつけて下さい。

さて、ぜんかいまで、前歯が顔の印象に大きく影響すると言う事を書いてきました。歯並びがそろっていくらきれいなスマイルラインを獲得しても、肝心の歯の色が変色してたら、その魅力は半減します。

皆さんに、歯の色はとお聞きすると、たいていの方が「真っ白」とお答えされます。これは、コマーシャルなどの影響で、「きれいな歯=白」という固定観念が刷り込まれているからだろうと思います。日本人の歯は、基本的には「黄色」です。もちろん例外もありますが、ほとんどの日本人は黄色を主体とした色の中に入ってしまいます。黄色人種特有の色です。

対して、外人さんは、本当に真っ白な方がたくさんいらっしゃいます。歯科のメーカーも、コマーシャルやポスターに外人さんを使いますので、おのずと歯は白というイメージが固定されていくのでしょう。

また、歯の色は、年齢とともにだんだん濃くなっていきます。年配の方で真っ白と言う方は少ないと思います。やはり長い間使ってきて、色も濃くなり、擦り減ったり欠けたり表面に小さいひびが入ったりして、その年月を感じさせます。もちろん、被せ物をしたり、入れ歯になったりすると、歯の色は自由に設定できますので、それは除きます。

しかし、今はアンチエイジングの時代です。以前述べてきた、かみ合わせを治す事は健康を取り戻して元気がでるアンチエイジングですが。歯を白くする事は、顔の見た目を若返らせるアンチエイジングにつながります。

もちろん、若い方も歯を白くする事により、より健康な若さや笑顔を獲得できます。その効果は非常に大きいと思います。特に営業をはじめ、人と会う機会や、人前で話す機会の多い方などは、第一印象が格段に違ってきます。

では、歯を白くするにはどうしたらよいでしょうか?

歯の変色は、大きく二つに分けられます。

一つは、虫歯などが原因で、神経の治療をした歯が変色する場合です。前歯を事故などで打撲して、知らない間に神経が死んでしまったり、内出血によって色がつく場合もあります。これらは、保険の治療で非常に安価に白くする事ができます。具体的には、以前してある詰め物をはずして、歯の中に漂白するお薬を詰めます。それを週に1,2回交換していくことによってだんだん白くなってきます。この方法はかなり昔からある方法なので、当てはまる方は、ぜひ1度かかりつけの歯科医師にご相談ください。

もう一つは、虫歯も無い健康な歯なのですが、色々な原因で(生まれつき、加齢、クスリ、その他)歯に色が着いている場合です。歯の表面にタバコのヤニや、お茶、コーヒーなどの着色が着いているものは、クリーニングすれば取れますので当てはまりません。歯そのものに色が着いている場合です。

以前は生活歯(神経の残っている歯)のホワイトニングの方法が無かったため、わざわざ神経を治療して、前述した歯の中に漂白剤を入れる方法をとったり、芸能人の多くが行なっているように、歯を削ってセラミックを上から被せる方法で行なっていました。

歯はなるべく削らない方がよいというのが、私の持論です。皮膚などのように再生する力が歯にはありませんので、削ったものを元に戻す事はできません。もちろん、虫歯などで必要な場合は削りますが、必要最小限度にとどめるよう気を付けています。神経を治療した歯は少し脆くなり、破折しやすくなります。木に例えると、生木と枯れ木のようなものです。歯を抜く時のかなりの部分を、この破折が占めています。また、神経を治療した歯は、虫歯になっても痛くも痒くもありませんので、発見が遅れる場合があり、気付いた時には再治療不能で抜歯という場合もあります。神経を治療するというのは、それだけのリスクを伴います。

また、セラミックを被せると、色は一生変色しません。また、セラミックは汚れがつきにくいので、他の材料で治療する場合と比べると、長持ちします、しかし、被せると言う事は、どうしても歯との境目ができると言う事です。顕微鏡レベルで行くと、そこには必ずすき間ができます。すると、細菌が入り込み、虫歯を作ります。それが進むと、結局はやりかえという事になります。また、セラミックは1本で10万円前後しますので(医院によって値段は違います。当医院はもっと安いですが)前歯を治す時は少なくとも前から3番目ないし4番目まで治しますので、上下行なうと、12本~16本となり、金額もかなりかかってきます。

昔は他に選択肢がありませんでしたので、どうしても歯をきれいにしたい人は、どちらかの方法を選んでいました。しかし、ここ数年、歯のホワイトニングという方法が開発され、アメリカから導入されてきました。これは、薬剤のよって歯の色を抜くという画期的な方法で、歯を全く削らずに済み、しかも最近は価格もかなり下がり、セラミック1本分もかからない値段で全ての歯を白くできたりします。副作用として、たまに歯がしみる場合がありますが、中断すればすぐに治りますので、歯を傷める事はありません。また、積極的に、しみどめを配合したものも出てきました。

ホワイトニングにはオフィスとホームの2通りがあるのですが、そのあたりをまた次回解説したいと思います。

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2005年12月16日 (金)

口元を美しく見せるスマイルライン

寒い日々が続いております。おかげで、診療所は閑古鳥が鳴いており、大掃除がどんどん進むという、笑うに笑えない状況です。週末にはさらに強烈な寒気団が日本列島を覆うとか。さてさてどうなるのでしょう。年が越せません。

さて、前回前歯についてお話いたしました。もう少し補足していきたいと思います。

我々が前歯を大がかりに治療する時は、その形や色を自由に設定できますので、(入れ歯を含む)その時の基準はどこに取るのでしょうか。ある程度平均値と言うものは存在しますので、それを基に作っていくのですが、最終的にはお口の中で仮合わせをします。これを、専門的には「試適」と呼びます。

7,8割くらい仕上げたものを、実際に患者様のお口の中に入れて、手鏡を見ていただきながら、ああでもない、こうでもないと話し合って作り上げていきます。もちろん、その前に私が見て、明らかにおかしい場合はまず修正をします。

ここで特徴的なのは、男性と女性の違いです。男性の場合はほとんどの方が、鏡をチラッと見て「いいよ」とか「先生に任せる」といったニュアンスの答えを返されます。これは、関心がないというよりは、多分恥ずかしさの裏返しなのではと思っております。今の若い人は違うかもしれませんが、私も含めてある程度の年齢以上の男性は、例えば洋服などを選ぶ場合も、何着も試着してどれが似合うかと時間をかけて思案するのが苦手です。よっぽど自分がかっこいいと思われている方は別かもしれませんが、私など、どれを着ても大差はなく、あれこれ選んでいる自分が恥ずかしくなるので、1,2着見たらそれを買ってしまいます。ちなみに私は自分で自分の服を買ったことがほとんど無く、試着も嫌がるので家内泣かせです。

対して女性は、やはり美に対する執着が違います。鏡を渡すと、前から、横から、上下からと色々な角度でチェックされます。ですから、男性の場合は横についてこちらがある程度誘導しながらお聞きしますが、女性の場合はしばらくそのままほっておいて、他の方の治療をしています。そして、一段落して鏡を膝の上におかれたら、初めて声をかけます。それから、ああでもないこうでもないと、希望をお聞きしながら修正していきます。

ここで我々が気をつける事は、我々が思っている美しさと患者様ご自身が描いている美しさにズレがある場合があると言う事です。我々は、どうしても平均的に作っていく習性があります。もちろんそれで満足される方もたくさんいらっしゃるのですが、例えば元々少し出っ歯だった方は、こちらが気を利かせて少し引っ込めて作ると、自分らしくないと否定される場合があります。また、あまりきれいに並んでいると、いかにも作り物のように見えるからと、わざと多少歯並びを乱れさせて作る場合もあります。

やはり、患者様ご自身の歯ですし、治療費を払われるのも患者様ですので、我々の固定観念を押し付けず、患者様が一番納得されるものを作りますので、この試適という作業は大変大切なステップです。場合によっては、我々から見るとちょっと・・・という場合もあるのですが、やはり患者様の希望を最優先いたします。もちろん、不可能な事もありますので、そのときはよく話して妥協点をみつけていきますが。

ただ、自分の思い込みを除いて、やはり誰が見ても美しいという歯並びは存在すると思います。一般的に言われているのが「スマイルライン」というものです。これは、自然に微笑んだ時、上下の唇は軽く開き、両端の口角が上に上がって唇のラインはは真一文字ではなく、ゆるやかな円を描きます。上唇のラインに沿って上の歯が左右対称に少し見えて、歯の先端は下唇に少し触れるような並び方です。また、前歯を正面から見たときの歯の幅の割合もあるのですが、これは専門的になりますので省きます。審美歯科と呼ばれる方々は、このスマイルラインを非常に大切にされます。矯正もそうです。

一番よくわかるのは、「ヨン様」でしょう。「微笑みの貴公子」と呼ばれるように、いつも微笑んでいますが、その口元には、真っ白なきれいに並んだスマイルラインが形成されています。今度、そういう目で口元に注目して見てみて下さい。

その他に大切な事は、歯が左右対称に並んでいること、歯の軸、特に真ん中の2本が傾斜していない事、具体的に言うと、目と目の瞳孔をむすんだ線に対して歯が垂直に並んでいること、上下の歯を結んだラインが上記の線に対して平行な事、極端に前へ出たり引っ込んだりしていない事などです。我々は、これらの項目を総合的に判断して作っていきます。

ここでは、歯の色については述べませんでしたので、次回は歯の色を含めて、最近流行のホワイトニングについても書いて行きたいと思います。

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2005年12月13日 (火)

前歯は美人の第1歩

日本全体を寒気団がおおい、各地で雪になっています。熊本でも、今朝、散歩しているとパラパラとあられが降りました。冷え性の方には辛い季節です。皆様、風邪などひかれていないでしょうか。

さて、最近、歯科から少々離れた硬いはなしばかりでしたので、軌道を少し修正したいと思います。今日は前歯についてです。

世の中に、歯の悪い方はたくさんいらっしゃると思いますし、歯科が苦手な方も多いでしょう。事実、初めて私の医院に来られた初対面の患者様から、開口一発「私は歯医者が一番苦手です」と先生パンチを食らう事がよくあります。さあこれから治療と言う時にそう言われますと、どうしようと戸惑ってしまう事もあります。

そんな方々でも、前歯に何か不具合が出ると、飛んでこられます。それだけ、前歯というのはその人の表情を作る上で大きな役割を果たしています。

よく、ドリフ(ちょっと古いですね。)やたけしなどのコメディアンが前歯を黒く塗って出てくる事があります。その時、どんな役回りを演じているかと言うと、決して頭の切れるしゃきしゃきとした人物ではなく、ちょっと間の抜けた、ボケが入っているような役回りです。つまり、前歯一つのイメージが、そこまで相手の印象を決めてしまうと言う事です。

前述した様な方々も、それは本能的にわかっていらっしゃるようで、前歯にトラブルがあると、渋々でも来られます。前歯が一段落して、「奥歯にも虫歯がありますよ」と言っても、それ以来お会いしていない方がたくさんいらっしゃいます。

本当は、お口の中を全体的に治す時は、前歯は一番最後に行なうべきなのです。前歯と奥歯の役割を考えますと、簡単に言うと、前歯は物を噛み切るため、奥歯は物をすりつぶすためと言えると思います。これは、人間が多種多様なものを食べる雑食性に適応した形態で、肉しか食べないライオンやトラ、草しか食べない牛や馬とは大きく異なってきます。そのあたりは、また機会を見て詳しくお話します。

理想的な歯並びをした方を原則として話して行きます。今は歯並びが悪い方が増えていますので、個別の話はかかりつけの歯医者さんにお尋ねください。

奥歯は上下が垂直にあたるのに対して、前歯は斜めにあたります。これが大切なところです。かみ合わせの高さは奥歯で保たれています。奥歯が欠けたり穴が大きく開いたり、欠損したり、歯周病でゆるんだりすると、奥歯のかみ合わせがゆるんできて、前歯のあたりが必要以上に強くなってきます。前歯は斜めにあたりますので、上の歯が下の歯にガンガン突き上げられるようになり、歯が欠けたり、だんだん開いてきたり、出っ歯になってきたりします。

つまり。奥歯のかみ合わせがしっかりしていないと、前歯はどんな高額な治療をしたとしても、必ず何らかのトラブルに見舞われます。ですから、治療の順番としては、まず奥歯のかみ合わせをしっかり作った上で、前歯に移ると理想的なかみ合わせができあがります。奥歯を治療する間は仮歯で少し我慢していただいて、最後に前歯をきれいにして、アヒルから白鳥に変身していただきたいのですが、そこのところを説明しても、なかなか理解が得られず、患者様の要望に負けて、早期に前歯を治療して自己嫌悪の陥る事もあります。

最近、前歯が出てきたとか、昔よりも開いてきたと言う方は、奥歯に問題がある場合が多いですので、早めに歯科医院でチェックをされてください。

私は技工歯科の学生に講義に行きます。入れ歯の講義を担当しているのですが、入れ歯というのは自分の好きなように歯を並べることができます。そのときの話をいくつかご紹介します。

皆さん糸切り歯(真ん中から3番目の歯、動物で言うと牙)に注目してください。その歯が外に開いている顔と、内側に倒れている顔を想像してください。外側に開いている典型が、鬼のお面です。逆に、内側に倒れている典型がドラキュラです。鬼のイメージは乱暴で外向的、ドラキュラのイメージは、陰湿で内向的ではないでしょうか。つまり、入れ歯の場合は、ある程度自由にそのイメージに近づける事ができます。もちろんそんなに極端な並べ方はしませんが。男性と女性、がっちりした体格か、痩せ型か、などを参考に、その人の顔になじむように並べていきます。

また、笑った時、前歯が歯ぐきまで見える方と、ほとんど見えない方がいらっしゃいます。タレントのさんまや久本が前者の典型でしょう。私が説明するまでもなく、キャラクターが似ています。後者は典型的な方が思い浮かびませんが、多分物静かな方が頭に浮かぶと思います。

その他にもたくさんありますので、また今度ご紹介いたします。前歯は本当にその人の顔のイメージを作ります。芸能人が、必ず最後は歯をきれいにするのを見てもわかると思います。皆様も、もう一度鏡に向かってにこっと微笑んでみて下さい。その時の自分の歯はいかがでしょうか?

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2005年10月20日 (木)

重力と健康

我々人間を含めて、地球上にある全ての物に対して重力というものが働いています。子どもでも知っている当たり前の事ではないかという声が聞こえてきそうです。日頃、その力を意識する事はほとんどありません。山に登ったり階段を登ったりする時に私など、体重の増加と筋力の衰えを感じるくらいです。

人間と同じ寸法で人形を作って床に立てようとしても、至難の業です。皆様もご経験あるのではないでしょうか。足の裏の接地面積が小さすぎます。では、人間はなぜ特に意識する事も無く立っていられるのでしょうか。それは、常に体の平衡を感じる器官によって調節されているからです。

従来、平衡をつかさどる器官は、耳の三半規管だと言われてきました。その構造や働きは、ここでは割愛しますので、知りたい方はインターネットや本等でお調べください。ところが、最近の研究で(前から気付いている方もいらっしゃったかもしれません)下顎もそれに関与していることがわかってきました。

試しに、目をつぶって立ってみて下さい。それだけでふらつく方は、薄目を開けていただいてもかまいません。体全体をリラックスさせて、下のあごを前後、左右に動かしてみて下さい。どうでしょう。姿勢が変化するのがわかるのではないでしょうか。下顎は、両端に関節(顎関節)があり、そこの靭帯などで頭の骨にぶら下がっている構造をしています。そのため、ある範囲の中では自由に動かすことができます。逆にいうと、簡単にずれる事もあるということです。

とあるオリンピックの体操選手が試合前に1本歯を治療したため、宙返りがうまくできなくなったという実話があります。彼らは極限までのバランス感覚や平衡感覚を駆使して演技をおこないますので、歯の治療によって微妙(ほんの数ミクロンくらいかもしれません)にあごのずれが生じたことによってそうなったと推察されます。

目まいがひどく、吐き気などを伴い、立つ事ができなくなる事もあるメニエール病というものがあります。普通は耳鼻科に行かれる事が多いのですが、上記のような事を考えると、かみ合わせのずれから起こる事もあることが理解できるのではないでしょうか。実際、歯科のかみ合わせ治療で治るケースも多くあります。

人間の真ん中を通っている背骨(脊柱)は、皆様もご存知だと思いますが、決して1本の硬い骨ではありません。小さい積み木を積み上げたような構造をしており、それぞれのすき間には軟骨のクッションが入っています。これが飛び出して悪さをするのがヘルニアです。

ではその積み木が崩れないのはなぜかというと、その一つ一つに筋肉や腱が着いていて、色々な方向に引っ張って安定させているからです。丁度、テントを張るときに、支柱をロープで引っ張って地面に固定するようなものです。当然、全ての方向に均等に力がかかっている時が、一番小さい力で安定させる事ができます。ゆがんでいると、力の不均衡が起り、ねじれが出てきます。

では、人間の姿勢がゆがんでいると、どのような事が起るでしょうか?だんだん想像がついてきたのではないでしょうか。そのあたりをまた次回、書いて行きたいと思います。健康になるためのキーワードは「重力」です。

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2005年9月27日 (火)

院長日記6

9月18日から連休を利用して2泊3日で医院の慰安旅行をしてきました。かなり前から掲示はしていたのですが、20日に来院された方にはご迷惑をおかけいたしました。

当医院は2年に1回、慰安旅行を行なっています。前回は秋の北海道でしたが、今回は正反対の石垣島に行ってきました。最近は慰安旅行をする医院もめっきり減ったそうです。それは、企画してもスタッフがあまり喜ばないからだそうです。確かに1人でも渋る人がいれば、なかなか話もまとまらず、そのまま立ち消えというケースも多いでしょう。また、スタッフも多くなると、一つにまとまるというのも難しくなるのでしょう。

幸い当医院は今回も全員で楽しく旅行を満喫する事ができました。年齢層もバラバラですが、それなりにまとまっています。おかげで私も日々快適に仕事をさせていただいております。感謝!感謝!

石垣島までは福岡から直行便で約2時間、丁度良い移動時間です。国内ですので当然入出国の手続きもいらず、余計な気も使わなくて済みます。飛行機の中から見える石垣の海は、エメラルドグリーンという言葉がピッタリで、機内で歓声が上がるとともに、期待に胸が膨らみます。

今回は、クラブメッドのツアーで申し込みました。空港から専用バスで約40分、カビラ湾という所にその施設はあります。GOと呼ばれる底抜けに明るくサービス精神旺盛のスタッフが出迎えてくれます。それから日常の色々な煩わしさを忘れさせてくれる夢のような3日間が始まりました。ここは基本的にその施設内でほとんどの遊びが無料で行なえるようになっており、初めて訪れる私たちにはとても全てをこなす事はできませんでした。目の前には、プールやプライベートビーチが広がり、他の客が入って来ませんのでゆっくりと泳いだり、常設のイスでくつろいだりできます。

全て自分のペースで行なう事ができ、ゆっくりしたい人も活発に動き回りたい人も楽しめると思います。ちなみに当医院のスタッフは、初日から空中ブランコをやっていました。もちろん指導員や命綱つきで、かなり楽しかったそうです。指導員の方にキャッチしてもらえるまで行かず、悔しかったそうです。あと1回チャレンジしたかったそうですが、他のメニューが盛りだくさんで、残念ながら今回は断念したようです。

施設の中にはフロントを除いたら、ほとんど時計が見当たりません。これも非日常の世界を堪能してもらうための心配りなのでしょう。また、掃除も行き届いており、ゴミがほとんど見当たりません。このあたりは、ディズニーランドに共通するものを感じます。リピーターが多いというのも共通しているようです。ふと現実に帰って見習うところが多いと感心させられました。

私が約20年程前に大学の卒業旅行でバリのクラブメッドに行って非常に良かったので今回企画したのですが、その期待を十分に満たしてくれました。何よりも食事ごとにワインが飲み放題で、明るいうちから飲めるというのは極楽でした。夜は毎日ショーもあり、全員で歌って踊って南国の夜を満喫しました。

書き出すときりがありませんのでこのくらいにしておきます。料金は普通のツアーに比べると一見割高に感じますが、現地でほとんどお金がかかリませんので、総合的にみるとお得だと思います。ぜひ機会があれば皆様も訪れてみて下さい。日本には石垣島と札幌にあります。また、その他に世界中にありますので、自分の気に入って所にぜひ行ってみて下さい。また、その感想などもお待ちしております。

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