2006年2月20日 (月)

院長日記パート11(釜山・中篇)

釜山で宿泊したのは「パラダイス・ビーチ・ホテル」という所で、海雲台という釜山のリゾートビーチに面したホテルでした。なぜここに宿泊したかと言いますと、このホテルに公営のカジノがあるからです。プサンでは唯一のカジノで(もうすぐロッテホテルにできるそうですが)、ソウルに比べると規模はかなり小さいそうですが、それなりの雰囲気はさすがにありました。

私自身はパチンコ、マージャンも含めて賭け事を全くやらないので(負けると後悔する性格なので君子危うきに近寄らずです。ちょっと例えが違うかも?)もう一つ乗り気ではなかったのですが、上司の先生方に好きな方が多いようで、今回のツアーが企画されました。

ホテルに着くと、夕食までの時間はフリーでしたので、好きな先生方は早速ヒト勝負しに行かれました。私は部屋でじっとしていられない性分で、朝から日課のウオーキングもしていませんでしたので、散歩に出かけました。

ホテルの目の前がすぐビーチで、遊歩道やベンチ、公園等が整備されており、散歩するには絶好の場所でした。後から聞いたのですが、日曜日が満月にあたり、韓国ではお祝いをする日にあたるそうで、そのせいか冬にも関わらず、たくさんの人でにぎわっていました。ステージや日本のどんどやのようなやぐらが組んであり、やはり当日に燃やすそうです。ビーチは白い砂浜が広がっており、なかなか風光明媚な所でした。1時間ほど1人で気持ちよく散歩できました。

夜はお決まりの焼肉を食べに行きました。日本の感覚で、肉のほかに野菜を別に頼もうとすると、野菜はついており、なおかつキムチなどと伴に食べ放題だそうです。たれは少々甘めのような感じがしました。私はどちらかというと、韓国味噌をぬって、野菜に巻いて食べる方が美味しく感じました。ビール、韓国の焼酎をそこそこ飲んで、払いが1人1万円近くになりちょっと驚きでした。日本より高い!いくら円が弱くなったといっても、高いでしょう。ガイドさんに連れて行ってもらいましたので、日本人値段という所でしょうか。ホテルの横のお店だったので、しまったという感じでした。

食後、ホテルのまん前に免税店がありますので、そこを覗きました。ブランド物に全くうといので、多分安いのでしょうが、それがどれくらい得なのかも解らず、お店の中を遠巻きに覗くだけで、中に入って手にとって見る勇気はなかなか湧かず、結局さしたる買い物もできませんでした。今はネットなどで見ると、国内でもかなり安く買えますので、買い物目的の方は、相場を調べて行った方が良いでしょう。もちろん、ネットの場合は実物を手に取るまでは品質が解りませんので、そのあたりのトラブルは免税店では無いでしょうし、トラブルが出てもアフターはしっかりしていますので、どちらを選ぶかは好みでしょう。

食後はほとんどの方がカジノで頑張られていました。スロットマシーン、ルーレット、ブラックジャックがメインで、その他は私は解りませんでした。台ごとに賭ける最低金額が決まっており、レートの高い台の方はやはり目つきが真剣でした。今回はほとんどが日本人だったようです。私は、ばくち音痴ですので、スロットを少し触ったくらいで、後は早々に退散して部屋のNHK衛星放送でオリンピックを見てました。カジノは24時間のため、つわものの先生は朝5時までやって2時間程仮眠をとり、出発の12時までさらに頑張られていました。脱帽です。

よく日本人は欧米人の目から見ると無表情といわれますが、韓国や中国の方は、それに輪をかけて無表情のような気がします。みんながヨン様のように微笑んでいると思ったら大間違いです。日本人のようにとりあえず、にこっとする愛想笑もほとんどありませんし、口調も怒鳴っているように聞こえますので、日本人の感覚からすると、何か機嫌が悪いのかなと思ってしまいます。ガイドの方が、いくつか韓国語を教えてくれましたが、怒った様に早口でしゃべるとうまく聞こえるというのが印象に残っています。

また、韓国は日本よりもはるかに男尊女卑(日本ではもう死語かもしれません)が強く、特に長男が家を取り仕切るそうで、平均すると毎月のように行事があり、それを長男が取り仕切らなければならず、長男の嫁にはなりたくないというのが女性の本音だそうです。いずこも同じだと感じました。

タイトルに最初は「後編」と書いたのですが、終わらなかったので、又次回、後編でまとめたいと思います。長くなって申し訳ありません。

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2006年2月14日 (火)

院長日記10

先週の土日の連休を利用して、韓国の釜山に行ってきました。私も熊本市歯科医師会の役員をしており、その3年の任期がこの3月で終わるため、その慰労を兼ねての旅行でした。

釜山はご存知の通り、韓国の南端にあるソウルに続く第二の都市で、人工は4百万だそうです。九州は飛行機の他に船で行く事ができます。特に今回使用した高速船を使うと、博多港から釜山港まで2時間55分で行く事ができます。飛行機と違って手荷物検査などもそこまで厳しくなく、割と気軽に行けるという感触でした。

私は前の日から博多に泊って(仕事が終わってから向かいましたので、ホテルに着いたのは夜の11時前でしたが)名物の「もつ鍋」と焼酎で前夜祭で盛り上がりました。

当日は、9時出航の「コビー」という船で向かいました。実は、数日前に同じ船がクジラにぶつかって、航行不能になるという事故がありましたので、内心ひやひやでした。対馬の近くにさしかかった時、船が衝撃とともに急停止したので、「ゲッ!本当にクジラに当たった。しゃれにならん」と思ったのですが、さいわい当たる寸前で停止したようで、船内アナウンスで説明があった後、無事出発しました。時速80kmくらいで航行するので、クジラもよけきれない事があるようです。そのため5分ほど遅れましたが、なんとか釜山港に着きました。

この船は水中翼船なので、航行中は船体が海面から浮き上がっているため、ほとんど揺れないのですが、それでも船に弱い方は気分が悪くなるようでした。私は日頃魚釣りでもっと激しい波と格闘しておりますので、何ともありませんでした。ビデオで「世界の中心で愛を叫ぶ」がずっと流れていて、私はじっくり見たのが初めてだったのですが、何度も涙ウルウルになってしまい、プサンについたときは、恥ずかしながら目が腫れていました。こう見えても(見えませんが、けっこうごつい体格です)実は涙もろい方です。

簡単な入国手続きの後、晴れて釜山の地に降り立ちました。現地で使うため、円をウォンに変えなければいけません。6年程前になりますが、医院の慰安旅行で行った事があるのですが、そのときは100ウオンが10円でしたが、今回は8円で、円が少々弱くなっていました。港に銀行があり、そこで両替できるのですが、怪しげなおじさんやおばさんが寄って来て、レートのよい両替を持ちかけてきます。実際、確かに銀行よりも多少レートが良く、別にぼられる訳ではありませんので、いっしょに行った先生方も何名かは建物の影で両替されていました。

釜山はPUSANでしたが、今はBUSANに統一されたそうで、今度から「ブサン」と呼ぶのが正式です。以前来た時は、町全体が雑多な感じで、走っている車も結構ぼこぼこのものが多く、活気はあるものの日本からするとまだまだ(韓国出身の方がいらっしゃいましたらすいません。私のただの感想です)という感じでしたが、今回は道路や町も整備され、高層ビルも立ち並び、走っている車も新しいものばかりで、正直ビックリしました。

聞くところによると昨年、なんとか会議(時事に疎くてすいません)が行なわれたそうで、小泉首相、ブッシュ大統領をはじめ、各国の首脳が一堂に会したそうで、国際会議場も作られていました。日本でも、国体や大きなイベントが開催されると道路や設備が整備されますが、似たようなものでしょう。

昼食はおきまりの「ビビンバ」でした。鉄の箸はどうも重くてすべりやすく、使いにくかったです。でも味はグッド。美味しく完食しました。旅行の醍醐味は朝からお酒が飲める事で(アル中みたいですね)、行きの船から既にビールを飲んでいました。今回覚えた唯一の韓国語は「メッチュ ジュセヨ」(ビール下さい)でした。韓国はお皿を持って食べるのは、行儀が悪いそうです。隣国なのに、文化の違いを感じました。食事には必ずキムチがつきます。食べると、またがばっと追加してくれるので、さしずめキムチのわんこそば状態で、ビールがどんどん進んでしまいます。

韓国は当然ですが看板をはじめ、全てがハングル文字ですので、全く想像がつきません。中国や台湾などは、漢字ですので何とか想像がつきますが、ハングルはお手上げ状態です。前回行った時も思いましたが、運転がものすごく荒いです。割り込みガンガン、クラクション鳴らしまくりで、日本でも荒いといわれるいくつかの都市も及ばないでしょう。左ハンドル、右側通行ですので、乗っていても何となく違和感を感じます。

話はまだまだ序盤なのですが、長くなりますので続きは次回また書きます。

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2005年9月27日 (火)

院長日記6

9月18日から連休を利用して2泊3日で医院の慰安旅行をしてきました。かなり前から掲示はしていたのですが、20日に来院された方にはご迷惑をおかけいたしました。

当医院は2年に1回、慰安旅行を行なっています。前回は秋の北海道でしたが、今回は正反対の石垣島に行ってきました。最近は慰安旅行をする医院もめっきり減ったそうです。それは、企画してもスタッフがあまり喜ばないからだそうです。確かに1人でも渋る人がいれば、なかなか話もまとまらず、そのまま立ち消えというケースも多いでしょう。また、スタッフも多くなると、一つにまとまるというのも難しくなるのでしょう。

幸い当医院は今回も全員で楽しく旅行を満喫する事ができました。年齢層もバラバラですが、それなりにまとまっています。おかげで私も日々快適に仕事をさせていただいております。感謝!感謝!

石垣島までは福岡から直行便で約2時間、丁度良い移動時間です。国内ですので当然入出国の手続きもいらず、余計な気も使わなくて済みます。飛行機の中から見える石垣の海は、エメラルドグリーンという言葉がピッタリで、機内で歓声が上がるとともに、期待に胸が膨らみます。

今回は、クラブメッドのツアーで申し込みました。空港から専用バスで約40分、カビラ湾という所にその施設はあります。GOと呼ばれる底抜けに明るくサービス精神旺盛のスタッフが出迎えてくれます。それから日常の色々な煩わしさを忘れさせてくれる夢のような3日間が始まりました。ここは基本的にその施設内でほとんどの遊びが無料で行なえるようになっており、初めて訪れる私たちにはとても全てをこなす事はできませんでした。目の前には、プールやプライベートビーチが広がり、他の客が入って来ませんのでゆっくりと泳いだり、常設のイスでくつろいだりできます。

全て自分のペースで行なう事ができ、ゆっくりしたい人も活発に動き回りたい人も楽しめると思います。ちなみに当医院のスタッフは、初日から空中ブランコをやっていました。もちろん指導員や命綱つきで、かなり楽しかったそうです。指導員の方にキャッチしてもらえるまで行かず、悔しかったそうです。あと1回チャレンジしたかったそうですが、他のメニューが盛りだくさんで、残念ながら今回は断念したようです。

施設の中にはフロントを除いたら、ほとんど時計が見当たりません。これも非日常の世界を堪能してもらうための心配りなのでしょう。また、掃除も行き届いており、ゴミがほとんど見当たりません。このあたりは、ディズニーランドに共通するものを感じます。リピーターが多いというのも共通しているようです。ふと現実に帰って見習うところが多いと感心させられました。

私が約20年程前に大学の卒業旅行でバリのクラブメッドに行って非常に良かったので今回企画したのですが、その期待を十分に満たしてくれました。何よりも食事ごとにワインが飲み放題で、明るいうちから飲めるというのは極楽でした。夜は毎日ショーもあり、全員で歌って踊って南国の夜を満喫しました。

書き出すときりがありませんのでこのくらいにしておきます。料金は普通のツアーに比べると一見割高に感じますが、現地でほとんどお金がかかリませんので、総合的にみるとお得だと思います。ぜひ機会があれば皆様も訪れてみて下さい。日本には石垣島と札幌にあります。また、その他に世界中にありますので、自分の気に入って所にぜひ行ってみて下さい。また、その感想などもお待ちしております。

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