院長日記パート11(釜山・中篇)
釜山で宿泊したのは「パラダイス・ビーチ・ホテル」という所で、海雲台という釜山のリゾートビーチに面したホテルでした。なぜここに宿泊したかと言いますと、このホテルに公営のカジノがあるからです。プサンでは唯一のカジノで(もうすぐロッテホテルにできるそうですが)、ソウルに比べると規模はかなり小さいそうですが、それなりの雰囲気はさすがにありました。
私自身はパチンコ、マージャンも含めて賭け事を全くやらないので(負けると後悔する性格なので君子危うきに近寄らずです。ちょっと例えが違うかも?)もう一つ乗り気ではなかったのですが、上司の先生方に好きな方が多いようで、今回のツアーが企画されました。
ホテルに着くと、夕食までの時間はフリーでしたので、好きな先生方は早速ヒト勝負しに行かれました。私は部屋でじっとしていられない性分で、朝から日課のウオーキングもしていませんでしたので、散歩に出かけました。
ホテルの目の前がすぐビーチで、遊歩道やベンチ、公園等が整備されており、散歩するには絶好の場所でした。後から聞いたのですが、日曜日が満月にあたり、韓国ではお祝いをする日にあたるそうで、そのせいか冬にも関わらず、たくさんの人でにぎわっていました。ステージや日本のどんどやのようなやぐらが組んであり、やはり当日に燃やすそうです。ビーチは白い砂浜が広がっており、なかなか風光明媚な所でした。1時間ほど1人で気持ちよく散歩できました。
夜はお決まりの焼肉を食べに行きました。日本の感覚で、肉のほかに野菜を別に頼もうとすると、野菜はついており、なおかつキムチなどと伴に食べ放題だそうです。たれは少々甘めのような感じがしました。私はどちらかというと、韓国味噌をぬって、野菜に巻いて食べる方が美味しく感じました。ビール、韓国の焼酎をそこそこ飲んで、払いが1人1万円近くになりちょっと驚きでした。日本より高い!いくら円が弱くなったといっても、高いでしょう。ガイドさんに連れて行ってもらいましたので、日本人値段という所でしょうか。ホテルの横のお店だったので、しまったという感じでした。
食後、ホテルのまん前に免税店がありますので、そこを覗きました。ブランド物に全くうといので、多分安いのでしょうが、それがどれくらい得なのかも解らず、お店の中を遠巻きに覗くだけで、中に入って手にとって見る勇気はなかなか湧かず、結局さしたる買い物もできませんでした。今はネットなどで見ると、国内でもかなり安く買えますので、買い物目的の方は、相場を調べて行った方が良いでしょう。もちろん、ネットの場合は実物を手に取るまでは品質が解りませんので、そのあたりのトラブルは免税店では無いでしょうし、トラブルが出てもアフターはしっかりしていますので、どちらを選ぶかは好みでしょう。
食後はほとんどの方がカジノで頑張られていました。スロットマシーン、ルーレット、ブラックジャックがメインで、その他は私は解りませんでした。台ごとに賭ける最低金額が決まっており、レートの高い台の方はやはり目つきが真剣でした。今回はほとんどが日本人だったようです。私は、ばくち音痴ですので、スロットを少し触ったくらいで、後は早々に退散して部屋のNHK衛星放送でオリンピックを見てました。カジノは24時間のため、つわものの先生は朝5時までやって2時間程仮眠をとり、出発の12時までさらに頑張られていました。脱帽です。
よく日本人は欧米人の目から見ると無表情といわれますが、韓国や中国の方は、それに輪をかけて無表情のような気がします。みんながヨン様のように微笑んでいると思ったら大間違いです。日本人のようにとりあえず、にこっとする愛想笑もほとんどありませんし、口調も怒鳴っているように聞こえますので、日本人の感覚からすると、何か機嫌が悪いのかなと思ってしまいます。ガイドの方が、いくつか韓国語を教えてくれましたが、怒った様に早口でしゃべるとうまく聞こえるというのが印象に残っています。
また、韓国は日本よりもはるかに男尊女卑(日本ではもう死語かもしれません)が強く、特に長男が家を取り仕切るそうで、平均すると毎月のように行事があり、それを長男が取り仕切らなければならず、長男の嫁にはなりたくないというのが女性の本音だそうです。いずこも同じだと感じました。
タイトルに最初は「後編」と書いたのですが、終わらなかったので、又次回、後編でまとめたいと思います。長くなって申し訳ありません。
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