2008年7月30日 (水)

病気の治し方 その1

病に苦しむ方は、1分1秒でも早くその苦痛から逃れたいと思うのは当然です。よく、「その部位を意識する部分が悪い所」といわれます。つまり、健康な時はその存在すら意識しないのに、例えばお腹が痛くなると、そこにある胃や腸の存在をを意識するようになりますし、誤って舌やほっぺたを噛んでしまうと、いつもそこの粘膜を意識してしまいます。

特に、人間は痛みに弱い動物で(全ての動物がそうなのかもしれませんが)、それは命を守る事にもつながるのですが、神経も痛みを感じる神経が一番発達しています。

私も歯科医師をしている関係で、痛みを抱えた方と接する機会が、かなり多いのですが、最初はものすごく不機嫌で、無愛想で、正直「感じ悪いなー」と思う患者様が、2回目の来院時には別人ではないかと思うくらい笑顔で応対していただける事がよくあります。それだけ痛みは人間に対して多大なストレスを与えるものなのでしょう。

さて、けがや病気も急性期で命に係るような時には、最新の医学を用いて事に当たらなければいけません。しかし、急性期を過ぎて、慢性期に移行したような疾患、あるいは、アレルギーやアトピーなどの免疫に関与するような疾患の場合は、ただ薬を飲むだけでは症状を緩和しているだけで、根本的な治癒にはつながりません。

副作用のない薬はありません。効果がその副作用を上回ったもののみ、使用されるべきで、それもなるべく短期間使用して、ある程度改善が認められたらやめるべきだと思います。

私見ですが、日本人はあまりにも薬に頼りすぎている、薬を飲みすぎていると思います。よく笑い話で、高齢者の方が食前に薬を飲んだら、その量の多さで満腹になってしまったというのがありますが、ある意味事実なのかもしれません。

また、精神的にも薬に依存している方も多く、とりあえず薬をくださいという患者様が結構いらっしゃいます。多分、「ものすごくよく効く薬ですよ」と言ってビタミン剤を渡しても、結構効果があると思います。これはプラシーボ効果と言います。詳しくは調べてみてください。

最近の薬、特に精神に作用する薬などは、その効果が非常に強い分、強い副作用を持っているようです。うまく使わないと、依存が強くなり、心や体に様々な障害をもたらすようです。

歯科的に言うと、多くの薬の副作用に唾液(つば)の分泌が悪くなる、あるいは唾液の性質が粘ついてくるというものがあります。歯を含めて口の中は常に唾液で洗われています。その洗浄作用と、唾液に含まれる抗菌成分によって口に中の健康は保たれています。

口は食物や飲み物、空気も最初に通過するとこです。当然、異物や雑菌なども多く進入してきます。そのため口の中からのどにかけては体の中でも最も免疫組織が発達している所です。口の中のけがが治りやすいのは、そのためです。

そのため、唾液が減ると、口の中の環境が一気に悪化します。虫歯が一気に何本もできたり、歯周病が急に進行したり、粘膜の上にカビが生えて、その機能が低下する事によって風邪や肺炎などを起しやすくなったりします。そこまで行くと、体を治すために飲んでいる薬のせいで、かえって体を壊しているという矛盾した状態が存在してしまいます。

そこで、最近見直されてきているのが、東洋医学的なアプローチです。局所にこだわるのではなく、体全体を整える事によって人間の生命力を向上させ、結果体もよくなっていくというものです。東洋医学というとすぐに気功や漢方薬といったものが頭に浮かびますが、その裾野はかなり広く、その中から自分にあった物を探して取り入れていけば良いのではないかと思います。

実は、その中にかみ合わせ治療も入ってきます。それについてはまた次回、詳しく説明したいと思います。

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2008年2月28日 (木)

うつとかみ合わせ

*熊本センターは既に閉鎖されております。また、私も既に日本咬合学会を退会しております。そのため、丸山咬合療法は行っておりません。ご注意ください。平成25年4月

うつが大きな社会問題となってきています。交通事故死が1万人をはるかに下回っている中で、自殺者は3万人を越えています。

私も歯科医師として毎日診療を行っておりますが、抗うつ剤、精神安定剤、睡眠導入剤などの向精神薬を飲んでいる方が最近本当に目立つようになりました。

向精神薬は、体に大きな負担をかけます。我々歯科領域に限って言いますと、唾液が出にくくなり、唾液が粘ってきます。薬を飲んでいる方にお聞きすると、ほとんどの方が強い口やのどの渇きを訴えられます。唾液は口の中に健康を保つのに非常に大きな役割を果たしておりますので、唾液の量や質が変るだけで、大きな影響を与えます。

具体的に言いますと、虫歯や歯周病が一気に進行したり、口臭が強くなったりといった症状です。

急性期は仕方がないとしても、症状が落ち着いたらなるべく早く、薬から離脱していただきたいのですが、どうしても依存傾向が強く、なかなか止められないというのが現状のようです。

実際は「うつ病」と「うつ傾向」は違うそうです。私も詳しく勉強したわけではありませんが、うつ病は本当の病気であり、脳に気質的な問題が生じて脳内ホルモンの分泌などに以上が起こった結果陥るもので、専門的な治療を要するのに対して、うつ傾向は、脳の虚血によって、一時的に脳の元気がなくなることによって生じるもので、その原因を解決すると直る場合が多いそうです。今はこの二つがあまり区別されず、同じ様な治療が施されている所に大きな問題があると聞きました。

今は向精神薬の非常に良いものができましたので、その効果が高いゆえに安易に処方されている気がして、少々危機感を感じます。薬によって口の中がボロボロになり、それに伴って体の健康も悪化している患者様を何人も目にしていると、何とかならないかなと痛感いたします。

そこで一つ知っていただきたいのが、かみ合わせとうつの関係です。以前も書いた事あるのですが、うつの方の姿勢の特徴は、猫背(首の前傾)、体のねじれです。この様な姿勢だと、首の筋肉に非常に負担がかかる結果、首の強いこりが生じます。頭の重さはボーリングの球と同じくらいあります。

1本の棒の先端にボーリングの球が固定してある図を想像してみて下さい。棒を真っすぐ立てて、その真上に球が乗っているときは、一番最小限の力で支えられます。ところが、棒を前に少し傾けると、とたんにその状態を支えるために手に強い力が必要となります。

首の骨は1本の棒ではなく、7個の骨が積み木のように重なって出来ています。それを筋肉や靭帯で四方八方に張り巡らせて丁度テントの支柱を支えるようにして、頭を支えています。首が前傾すると、首のうしろの筋肉や靭帯に大きな負担がかかってしまう結果、それが首筋のこりや痛みにつながります。

すると頚椎の中を通っている動脈を締め付けてしまい、結果脳への血流量が落ちてしまいます。脳は体に占める容積はそう大きくありませんが、消費する酸素や栄養は体全体の約20%もあるといわれています。少し血流が落ちただけでも大きな影響が出る事が想像できると思います。脳の元気が落ちた結果、うつ傾向に陥る事があります。

この首筋のこりの大きな原因の一つがかみ合わせのズレです。詳しくは、このブログに以前何度も書いていたと思いますので、ご興味のある方は読んでみて下さい。ちなみに首筋のこりは、肩や腰のこりに比べて自覚していない方が多いのも事実です。問診表(当医院のかみ合わせ用)の首筋のコリの欄に何もチェックが無い方でも、実際に触診させていただくと、かなりこっている方がたくさんいらっしゃいます。楽な状態を知らないので、現状をそんなものだと感じられているのでしょう。

当医院に、かみ合わせの権威である大阪大学名誉教授の丸山剛郎先生が月1回来られ診療を行っていただいておりますが、首筋のこりが見事にとれて、結果、うつ(傾向)の患者様が者さん元気になられております。これは事実です。丸山先生はこの様な治療を全国で行われており、うつ(傾向)のたくさんの患者様が本当に元気になり、社会復帰されております。

うつで歯科医院に行くなど今までは考えられなかった事ですし、眉唾と思われる方も当然多いと思います。ただ、他ではなかなか完治までは行かなかった方が、元気になられているのも事実です。

治療前に、体験とカウンセリングという制度がありますので、ご興味のある方は一度受けれられて見るとよいと思います。かみ合わせを正しく修正した瞬間、体が驚くように変る事を体験で出来ます。首筋のこりも瞬間的に驚くようにとれて、体全体に力が入るようになります。実際に治療するかどうかは、その後ゆっくり考えられて構いません。(保険適応外の治療となります)

私はこの治療を5年前に知りました。そして、勉強をし、実際に治療を行う中で歯科医師としての非常に大きなやりがいを見出しました。今後のライフワークとして腰をすえて取り組んでいきたいと思っております。

語弊を覚悟して言えば、収入だけを考えれば、今流行のインプラントや審美歯科などを行なった方が、はるかに簡単に高収入を得る事ができます。しかし、医療の本筋は、病める多くの患者様を痛みや苦しみから救う事であり、それらは、その手段の一つであるべきだと考えます。

全てかみ合わせで治るなどと言うつもりは毛頭ありません。しかし、逆に、検査しても特に悪い所は無いのに体調が優れない方は、一度かみ合わせのずれを疑ってみて下さい。見かけの歯並びが綺麗だからずれていないと言うわけではありませんので、気をつけて下さい。例えば歯列矯正で綺麗に並んでいるにもかかわらず、体調が優れない方が実はたくさんいらっしゃいます。

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2008年1月17日 (木)

森光子さんの元気の元は歯だった

女優の森光子さんを拝見するたびに、その若さに驚かされます。日本人は世界第1位の長寿を獲得しましたが、「健康で長寿」かというと、なかなかそうは言い切れない部分があります。統計を見てみると、亡くなる前の数年は病院や介護施設などで過ごす場合が多いようです。

その点、森さんは87歳という年齢を全く感じさせないお姿は、正にアンチエイジングの鏡のような存在です。もちろん様々な努力の賜であるのでしょう。その中に、「歯が丈夫」と言うのも入っているそうです。それに関する記事を見つけましたので、転載いたします。

 (記事より)                                  女優、森光子(87)の主演舞台「放浪記」が東京・日比谷のシアタークリエで幕を開けた。今作から大事を取って“でんぐり返し”を封印、木賃宿の人々と一緒に“バンザイ”する場面に変更して単独主演記録の更新に挑む森。健康の秘密は丈夫な“歯”にあった。

 公演前、4年ぶりに共演する黒柳徹子(74)が、森の健康の秘訣をこう明かしていた。「朝、夕に75回ずつスクワットをしたり、自転車漕ぎをしたり。それから結構、肉を良く召し上がるんですよね」

 すると森は、「肉は50-60グラムですけどね。それから卵、卵! 1日2、3個食べるのよ」とスタミナ源を披露。舞台関係者によると森の好みの肉は、ある程度、噛み応えのあるロースだという。

 咀嚼できるのか、失礼ながら森に直接聞いてみると、「21本、自分の歯よ。もう少しで定期検診なの。歯間ブラシで睡眠時間が削られてるの」と笑顔で答えてくれた。口元には、きれいに並んだ白い歯がキラリ。とても、この5月に米寿を迎える人とは思えない。

 1989年に政府と日本歯科医師会が提唱した80歳で20本の歯を残そうという「8020運動」の先陣を切っている。

 61年の芸術座初演以来、8日で通算1860回公演。2月23日には1900回を迎えるが、耳が遠くなった様子もなく、かくしゃくとした姿で公演直前の取材もテキパキ。2000回の金字塔も見えてきた。

 「ギネスブックに申請しようかと申し上げたところ、“まだ継続中だから”と言われました」(東宝関係者)

 舞台は芸術座から生まれ変わったシアタークリエ。「建物は新しいけどお客さまは変わらない。優しく、温かく、いつものように助けてくれる」

 森の歯が光った。3月30日まで。

歯科界の中では、自分の歯がしっかり残っていると元気であり、医科も含めた医療費が約3分の1程度で済んでる(つまり健康である)事は周知の事実なのですが、一般に方の認識はまだまだのようです。もっと啓蒙活動が必要であると思われます。

今、段階の世代の方々が続々と退職を迎えられています。あと10年もすると、その方々の中から、要医療、要介護の方がどんどん出てくる事が考えられます。

年金も含めまして、出生率の激減により、若い人が減ってくると、当然ですが税収の他に、人でも絶対的に不足してきます。税収は極端に言えば消費税率をもっと引き上げれば何とかなるのかもしれませんが、人手は移民でも積極的に入れていかない限り、補充する術がありません。

とすれば、どうしても生涯を元気で全うしていただかなければ国が成り立たないと言う事態も想定できます。医療費を減らす改善策の一つが、歯をきちんと手入れしておくと言う事を、ぜひ認識してください。歯は28~32本ありますので、2,3本無くなっても確かにそのうち慣れて噛めますが、そこから徐々に崩壊が始まっています。

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2008年1月 8日 (火)

かみ合わせ治療元年

*熊本センターは既に閉鎖されております。また、私も既に日本咬合学会を退会しております。そのため、丸山咬合療法は行っておりません。ご注意ください。平成25年4月

皆様新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

タイトルにも書きましたが、私自身、今年を「かみ合わせ治療元年」として、本格的に取り組んでいきたいと思っております。

もちろん今までも、自分なりにかみ合わせ治療を行ってきたわけですが、今年から私のかみ合わせ治療の師匠である大阪大学名誉教授で 日本咬合臨床研究所の所長である丸山剛郎先生が熊本の私の医院にひと月に1回来られて診療をしていただける事になったからです。

丸山先生に指示して5年程になりますが、横で見ていて、その目の付け所、発想、ひらめき、卓越した手技などなど、いつも圧倒されてばかりです。この治療を独りであみ出して来られたパイオニアとしての責任感と、さらにより良く改良していこうという姿勢にはいつも頭が下がります。事実毎年治療法が進化しており、より短期間で確実な治療効果が得られるようになっています。

丸山先生の治療が受けられる所は、札幌、東京、名古屋、大阪、和歌山、福岡、それに熊本と非常に限られております。それ以外の場所におられる患者様は最寄の場所まで治療を受けに出かけておられます。私が住んでいる熊本からも、東京や福岡に通っていた患者様が数名いらっしゃいます。

ご縁があって、昨年末から熊本でも治療を受ける事ができるようになりましたので、ぜひご利用いただければと思います。

このブログで何度もくり返してきましたが、かみ合わせ(正確には下顎のズレ)が全身の健康と非常に密接に関係している事は、残念ながらまだまだ一般的に知られるまでにはいたっておりません。場合によっては認識のない医師、歯科医師などから批判を受ける事もあります。しかし、全国でこの治療を受ける事によって健康、長寿、美を手に入れられた方が多数いらっしゃることは、紛れもない事実です。その様な方々が増えていくことによって、いずれ社会全体の認識が変ってくると確信しております。

体が健康でなければ気力も湧いてきません。体が健康である事は全ての大本であると考えます。顎が全くずれていないくて理想的な歯並びをしている方はほとんどいません。とすればほとんどの方がこの治療を受けていただく事によって、体調が悪い方は健康に、健康(自覚的に)な方はより健康増進につながります。

検査しても特に異常がないのに体調が優れないという方は、ぜひ1度かみ合わせのずれを疑ってみて下さい。クスリを飲んでもそれはほとんどが今出ている症状を緩和するだけの対処療法であって、根本原因の解決には至りません。

西洋医学的に局所に囚われるのではなく、東洋医学的に体全体を整えるという発想も必要でしょう。もちろんそれぞれ得意不得意がありますので、うまく使い分けていく事が大切です。

とりあえず、カウンセリングと体験を受けていただく事をお勧めいたします。下顎のずれを正した瞬間に、体が瞬時に整う事を実感していただけます。これは、受けられた方ご自身が「えっ」と驚きの声をよくあげあれる瞬間であり、私としては「どうだ」と心の中で叫ぶ瞬間です。

この記事を目にされたのも何かのご縁です。ぜひ、かみ合わせを正して健康・長寿・美を手に入れて下さい。

今年は頑張って更新しますので、時々のぞいて下さい。

 

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2007年11月16日 (金)

噛まなくなった現代人

咬む事の大切さは、このブログでもさんざん訴えてきましたし、皆様もある程度は認識されている所だと思います。

ちなみに、時代によって咀嚼回数(噛む回数)は変化しています。

・弥生時代   3990回

・鎌倉時代   2654回

・江戸時代   1465回

・戦前      1420回

・現代      620回

となっています。特に戦後の咀嚼回数が激減している事が分かると思います。これは、現代人が食事の時間を惜しんで、噛む時間が短くて済む、柔らかいファーストフードやジャンクフードを多く食べているからだと言われています。

また、健康を維持するためには、本来は食事から必要な栄養素を適切に摂取する事が大切なのに、安易に健康補助食品や栄養剤を多用するという傾向もあります。こうした事で、人間の生存にとって身体的にも精神的にも不可欠な「咀嚼」という行動がおろそかにされ、色々な問題が起きてきています。

小児や未成年が、噛む回数が少なく柔らかい、ファーストフードやジャンクフードばかり食べていると、咀嚼筋(噛むための筋肉)それらが関連する顔やあごの骨の成長発達が遅れ、頭、顔、あご、口、さらに唾液を分泌する唾液腺、特に耳下腺の発育が抑えられ、あごが小さくなります。それに伴って、歯や舌の位置が不正になり、口呼吸となり、虚弱体質を作る事となり、顎関節症や種々の耳鼻咽喉科疾患、姿勢障害、睡眠障害などを発症させやすくします。必然的に、咀嚼の効能も阻害されます。また、中高年以上でも咀嚼の効能が阻害され、健康に影響が及ぶことになります。

では、よく噛むためにはどうしたらよいのか、また、噛む事の他の効能なども、次回触れてみたいと思います。

我々は一口30回噛みましょうと、よくご指導します。ためしに自分が一口何回噛んでいるのかを数えてみて下さい。意外と早く飲み込んでいる事が実感されると思います。

極端な話、豆腐を30回噛もうとしても、なかなか辛いものがあります。食べ物の硬さも大きく関係してきそうです。

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2007年10月26日 (金)

日本咬合臨床研究所 熊本センター開設

*熊本センターは既に閉鎖されております。また、私も既に日本咬合学会を退会しております。そのため、丸山咬合療法は行っておりません。ご注意ください。平成25年4月

長らく更新をさぼっておりました。申し訳ありません。仕事の方もやっと一段落いたしましたので、また以前のように頑張って皆様に有益な情報を提供していきたいと思っております。

先月9月9日に熊本で「かみ合わせを正して全身を健康に美しく」というテーマで市民フォーラムを行いました。お蔭様で当日は定員280名に対しまして300名を越える方々にお集まりいただき。大盛況でした。開催責任者と致しまして、ホッと胸をなでおろしている所です。

その成功を受けまして、当日の講師で、私がずっとかみ合わせを習っています、丸山剛郎先生(大阪大学名誉教授・日本咬合臨床研究所所長・日本咬合学学会会長)の診察が熊本でも受けられることになりました。

これは非常に画期的なことで、先生の診察が直接受けられる所は全国でも札幌、東京、名古屋、大阪、和歌山、福岡、熊本の7箇所しかありません。ぜひ、この機会をご利用下さい。

このブログでも何度もご紹介しておりますが、私が日々実践しております、かみ合わせの治療を1から作ってこられたのが丸山先生です。現在も前述した7箇所を毎月飛び回られて、多くの悩める患者様を診察、治療して苦しみから解放されております。また、我々もその現場から得られたノウハウを、研修会等で教えていただいており、治療法も日々進化し続けております。

この治療は、下顎の矯正になりますので、保険は効きません。しかし、これは自分、あるいは家族の健康への投資と考えていただきたいと思います。体調が優れないと、決して気力は湧いてきません。体調が悪いだけではなく、精神面にも非常に影響してきます。また、鎮痛剤等のクスリをずっと飲み続けたり、定期的にマッサージやカイロプラクティック、鍼灸などに通い続ける事を考えると、その治療価値をどう評価されるでしょうか?

特に身体に異常が無い方は「高い」と感じられるでしょうし、体調が悪く、有効な治療法も見当たらず、わらをもすがるような方にとってみれば、安いのではないでしょうか。この治療でその後の人生が変った(良い方向に)方は全国にたくさんいらっしゃいます。

病院の検査では特に異常が無いのに、体調が優れないという方は、国民の3分の1はいるとも言われております。そのような方々を、我々は「西洋医学の谷間に置き去りにされた患者様」と呼びます。その様な方々を1人でも救いたいと思っております。

かみ合わせで全てが治るなどと大それた事を言うつもりはありません。しかし、逆に今まで、とても歯と関係あるとは思われなかった症状や病気がかみ合わせを治すことによって完治したり軽快している事もまぎれも無い事実です。

医学部と歯学部を分けたところから間違いが始まったとも言われています。口も当然体の一部であり、消化器系や呼吸器系の入口でもありますので、全身とつながっている事は誰にでも容易に理解できる所でしょう。

このブログを通じでもっともっとかみ合せの大切さ、奥深さを知っていただければと思います。私自身ももっと研鑚を積んで、より簡単に、より短期間に治療効果が出るようにしていきたいと思っております。

私ももちろんかみ合わせの治療を行っておりますが、熊本で丸山教授の診察を受けたい方がいらっしゃいましたらぜひご連絡下さい。また、熊本以外でご希望の方は、私が理事を務めます日本咬合学会を通じてしかるべき医院をご紹介すること出来ます。

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2007年8月 3日 (金)

市民公開講座を行います

*熊本センターは既に閉鎖されております。また、私も既に日本咬合学会を退会しております。そのため、丸山咬合療法は行っておりません。ご注意ください。平成25年4月

9月2日(日)13:00~アクロス福岡(福岡市中央区天神1丁目1-1)7階大会議室にて、また、9月9日(日)13:00~熊本県民交流館パレア(熊本市手取本町8-9)10階パレアホールにて、市民公開講座を行います。タイトルは

「かみ合わせを正して全身を健康に美しく」 えっ!?こんな症状・悩みも「あご」からくるの!?

です。

講師は、私がずっとかみ合わせの治療を習っている、大阪大学名誉教授の丸山剛郎先生と、元北海道大学医学部教授で、世界的な脳科学者の澤口俊之先生です。

澤口先生は、実際に丸山先生のかみ合わせの治療をご自分で受けられて、健康を回復され、専門的な立場から、その理論的背景を研究されています。実際にMRIを用いた基礎研究で、かみ合わせを正しくすると、明らかに脳の中に変化が起こる事が立証されてきています。

熊本は、私が主催のような形なので、その準備で毎日診療後も残って残業をしております。そのため、最近はブログの更新がおろそかになり、申し訳ありません。

市民公開講座は入場無料ですので、ぜひお時間のある方は、どちらかの会場に足をお運びください。きっと面白い話が聞けると思います。

特に熊本の方は、このお二人が来られるのは最初で最後かもしれませんので、ぜひお聞きのがしの無いようにされて下さい。もちろん、当日は私や当医院のスタッフも会場で世話役をさせていただきます。

私が何度もこのブログでかみ合わせの大切さをご紹介してきましたが、そのほとんどは丸山先生の受け売りのようなものです。ぜひ、本家本元の話を聞いてみて下さい。

当日は無料相談、体験コーナーもあります。

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2007年7月21日 (土)

熊本咬合療法研究会を発足しました

先週の台風被害はいかがでしたでしょうか?被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

私は丁度その日に、長崎で日本医療管理学会全国大会が行われており、私自身が歯科医師会の医療管理委員会委員長を行っている関係で、それに参加してきました。

最初は熊本からフェリーで島原に渡っていく予定だったのですが、あいにく全便欠航で、仕方なく高速で向かいました。途中、何度か風に流されてひやひやしながら何とかたどり着く事ができました。

さて、今月はこのブログをさぼっていましたが、その訳は、このたび私を含めて臨床生理咬合を勉強している仲間3人を中心として、熊本咬合療法研究会というものを立ち上げましたので、その準備に追われていました。

私がこのブログを作った目的は、かみ合わせを正すと、口の中だけでなく、全身が健康になる事、それと、今までの歯科医療は咀嚼運動、つまり物を食べる運動をあまり重要視してこなかったため、せっかく治療しても食べにくい、あるいは食べられないという状態が実際かなりあるようなので、咀嚼運動に基づいた治療があり、それを行うと非常に食べやすくなる他、歯のトラブルもぐっと減ってくるという事を、広く知っていただきたかったからです。

この「全身の健康に良い顎位」「咀嚼運動に基づいた治療」は、実は歯科医師の中でもあまり理解されていないというのが現状です。実際、歯学部の中でも全く触れられていない内容です。

実は、私自身もこれを知ったのが4,5年前で、それから慌てて勉強しだしました。自分で治療に取り入れるようになって、これは本物だとたびたび実感する毎日です。

当医院に来院される患者様には当然その様な治療を心がけておりますが、その数は知れています。ぜひ、多くの患者様にこの治療の恩恵を受けていただきたいと思い、仲間を増やしてより研鑚を重ねていく目的で、研究会を立ち上げました。

もちろん、私自身がまだまだ勉強途中ですので偉そうな事は言えません。

美味しく食べるというのは、人間が生きている限り続く最大の楽しみではないかと思います。それを生涯のテーマとして、私自身も研鑚を重ねて行きたいと思っております。

組織が整いましたら、他の仲間も紹介していきたいと思います。それも含めまして、今後とも有益な情報を提供していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

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2007年6月30日 (土)

子供達の健康を守るために

先日、私が校医をしている小学校で配布したものです。

今の子供(大人も)が持つ3つの悪習慣が病気を作る

 文明国の中で、口呼吸が一番多いのが日本人です。また、食べる時間が一番短いのも日本人、睡眠時間が最も短いのも日本人です。

眠  3つの悪習慣

   横向きやうつ伏せで寝る事

   人間の頭は約5kgあります。横向き寝、うつ伏せ寝の場合、歯やあごに直接圧力がかかります。歯の矯正治療で1本の歯にかかる力は100グラム以下です。これくらいの力でも持続的にかかれば歯は動きます。つまり、寝相によって歯列矯正の数倍の力がかかる事になり、これが歯列やあごの変形につながり、それが全身のゆがみや筋肉のこり、痛みにつながります。

   片側で噛むこと

   片噛みを続けると、咬む側の頬は咀嚼運動(そしゃくうんどう)によって引き締まり、使わない側の頬は締りがなくなって、左右非対称になります。これが長く続くと、筋肉に引っ張られてあごや首の骨が曲がり、それに連動して背骨や骨盤と全身のゆがみにつながります。

   また、片噛みで噛む回数が減ると、唾液の分泌が減ったり、過食につながっ 

   たりするので、それが新たな病気につながることがあります。しっかり噛ん

   で唾液が食物に十分行き渡ると、食物の中に含まれる発癌物質のほとんどが

   無毒化されるとも言われています。唾液の量が不十分だと虫歯や歯周病が一

   気に進行します。

   口で呼吸する事

   のどには扁桃腺などによって構成される「ワルダイエル扁桃リンパ輪」という体の免疫機構の中でも最も重要な組織があります。口呼吸を続けると、そこの組織がだめになり、結果、免疫機能の低下によって様々な病気が引き起こされます。現代人は環境汚染や食遺品添加物などの影響で体内に入ってくる異物の処理にただでさえ免疫機構が疲労していると考えられますので、免疫機能の低下が加速します。これが、様々な病気を引き起こします。

睡眠について

   「質のよい睡眠を3~4時間取れば十分です」という方々がいらっしゃいま

   す。それは本当なのでしょうか?そこには体と重力の関係が考慮されていま

   せん。

   人間は、1Gという重力に逆らって立ったり座ったりしているだけで、かな 

   りのエネルギーを消耗しています。まして、激しい運動などをした場合は言

   うまでもありません。

   人間の体は生まれたときに約40兆個、成人で約60兆個の細胞でできてい

   ます。大雑把な言い方をすると、1日約1兆個の細胞が入れ替わり、60日

   で特殊な細胞を除けば新しい細胞に入れ替わります。これを「新陳代謝」と

   いいます。これが盛んに行われるのが寝ている間です。

   よく、「しっかり寝ないと背が伸びない」と言われますが、一理あります。

   特に免疫に関係する血液細胞は、骨髄や関節頭などで作られますが、起きて 

   活動している間はエネルギーが体を維持、支持する方に使われるため、造血

   の方まで手が回りません。

   「骨休め」という言葉があります。これは、先人が長年の体験の中で体感し

   てできた言葉なのでしょうが、免疫学から言ってもずばり的を射ています。

   人間の体は横になって骨組織が重力から解放されることによって、骨髄の中

   で造血のスイッチが入るようになっています。この事を無視していると、血

   液の病気(再生不良性貧血、血小板減少症、白血球減少症、悪性リンパ腫、

   白血病など)にかかりやすくなります。これに口呼吸のクセがあるとさらに

   加速します。

   病人が一日中横になっているのは何故でしょうか?この重力との関係を考え

   ると答えは明確です。

   人間は、横になって体の組織を重力から解放してやらないと、治癒が促進さ

   れないからです。

   動物は、病気や怪我をした時は、本能的に治るまでひたすらじっとして回復

   を待ちます。薬などでごまかして、いたずらに動き回るのは、どうやら人間

   だけのようです。

   また、昔から「温泉療法」というものがあります。これは、温泉そのものの

   成分による効能もあるとは思いますが、前述したように、温泉やお風呂に入

   ると重力から開放され(水中では重力の影響が約6分の1に減ります)、さ

   らに体が温められる事によって新陳代謝が促進される事が大きいと思われま

   す。

   日本人の「お風呂に入って湯船にゆっくりつかる」という習慣は、身体の事

   を考えると素晴らしい事です。最近は、シャワーだけで済ませる方が増えて

   いるようですが、ぜひゆっくり湯船に浸かって、身体をリフレッシュしてく

   ださい。

歯並びについて

   歯が生えてくる時に、なぜ今の場所に今の状態で生えてくるのでしょうか?

   口の中は、一見広い空間が開いているようですが、実はそうではありませ

   ん。外側は唇と頬で、内側は舌で埋められており、空間はほとんどないのが

   実情です。もし、空間が空いていたら食べ物はそこにたまってしまいますの

   で、歯の上に乗らず、うまく噛む事ができません。

   舌癌などで、舌を切除した方は、物がうまく歯に乗せられないので噛む事が

   できず、流動食をのどに流し込むしかないのは、この理屈からです。

   歯が生え始めると、唇や頬、舌に当たりだします。そして、外側からと内側

   からと押されながら、その力のバランスが取れるところに安定します。

   今の子供たちは、あまり固いものを食べないとよく言われます。また、政府

   が母乳で育てなさいとの答申を出して、反発をくらっていますが、統計的に

   見ると確かに母乳による育児の割合や期間が昔に比べて減っています。

   哺乳ビンに比べて母乳を飲むためには、赤ちゃんはものすごく口唇や頬、舌

   の力を使います。それは冬でも汗をかくくらいの運動量です。また、欧米で

   は3,4歳くらいまでおしゃぶりを使いますが、日本はかなり早い時期に離

   乳を勧めたり、おしゃぶりを止めさせたりします。これは、口呼吸を誘発す

   る事にもつながります。

   その様な理由から、舌が鍛えられずに力が弱まり、歯が舌の方向、つまり内

   側へ倒れて生える傾向にあります。

   すると、歯の並ぶスペースが小さくなって顎の骨に歯が並びきれず、歯並び

   が悪くなるのはもちろん、舌が下の歯の内側に収まりきれなくなります。す

   ると舌が歯の上に乗ってきて、気道を狭くするようになり、呼吸がしにくく

   なります。そのため、気道を空けるために、無意識に下顎を前に突き出すよ

   うな姿勢になります。だから、今の子供たちは猫背に見えます。

   また、その姿勢の影響で首がゆがみ、それが全身のゆがみにつながり、姿勢

   が悪くなります。

   また、いつも酸欠気味なので、顔にしまりがなく、目に力がなく、子供なの

   に疲れやすい、元気がないといった症状につながります。

   今の矯正治療は、ほとんどが永久歯に生え変わってから上下左右1本ずつ歯

   を抜いて、そのスペースを利用して歯を並べていきます。という事は、元々

   狭い歯列をさらに狭くする事につながります。この事を皆様はどう考えられ

   るでしょうか?

   事実、抜歯を伴う矯正治療後に体調を崩している方がいらっしゃるのも事実

   です。なるべくならば、抜歯をせずに、済ませたいものです。しかし、抜歯

   したくないからといって歯列不正を放置していると、結局歯列の狭窄から舌

   の収まる場所がなくなりますので、結果は同じになります。

   歯を抜かずに(結果的に抜歯を避けられない場合もありますが)、顎の骨を

   広げて歯を並べるスペースを作るような矯正の方法もあります。これは、  

   「床矯正」と呼ばれるもので、小児歯科を中心に行われています。ヨーロッ

   パでは盛んに行われているのですが、アメリカでは抜歯矯正が盛んなため、 

   日本もそれに追従してきたのが現状です。

   先日の歯科検診を行って、一般的な学校歯科の検診基準での歯列不整にはあ

   てはまらないが、前述した舌との関連を元にした基準で判断すると、少なく

   見積もっても半数前後の子供たちが、将来的に何らかの歯列不整とそれに伴

   う舌の位置異常を引き起こすだろう、あるいは既にその徴候が見られると感

   じました。

   ここの所は、歯科医師の中でも見解が分かれるところですので、あくまで私

   個人の意見として聞いておいてください。詳しくは、かかりつけの歯科医師

   に相談されてみて下さい。

最後に

   私はここ数年、歯科疾患と全身健康との関連をテーマに研究を続けておりま

   す。最近は、一見歯科とは無縁のような病気が歯科治療で軽快したり、治癒

   したりしています。本日書いた内容も、その中のほんの一部です。また機会

   があれば、皆様の役に立つ情報を提供していきたいと思います。

   とにかく、体が健康でなければ気力も沸いて来ません。

   私事で恐縮ですが、私の父は高校の国語の教師をしておりました。とある病

   気で入院した時、日頃は忙しいのでゆっくり本でも読んでもらおうと数冊差

   し入れをしたのですが、結局1冊も読めなかったと聞きました。やはり、健

   全な体に健全な精神が宿るのだと改めて痛感した覚えがあります。

   ぜひ、付属小の生徒全員が、元気はつらつとした小学生であっていただきた

   いと思います。

   私自身、学校歯科医師として、いつでもご相談等に応じますので、今日の内

   容に関わらず、歯科に関して解らないことがありましたらお気軽にお尋ね下

   さい。

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2007年6月25日 (月)

口腔ケアと全身の関係

私は国立病院機構熊本医療センター(旧国立病院)の登録医をしているのと、歯科医師会でも担当をしている兼ね合いで、よく、医科のドクターも含めて身体を総合的に捉えたお話を聞く機会がよくあります。

先日、血液疾患のお話を聞く機会があったのですが、その中で、口腔清掃を行うと、白血病などの血液疾患の予後が良くなるというデーターが示されました。

白血病では、骨髄移植や臍帯血移植などを行う際に、元の悪い癌細胞を殺すために、強い抗がん剤などを投与しますが、その副作用の一つに口内炎があります。最初は、その痛みや摂食障害を少しでも軽くするために、附属の口腔外科に依頼して、口腔清掃を行ったそうです。すると、口内炎はもちろんの事、白血病そのものの予後も良くなって、ドクター自身が驚かれているという事でした。

この事は、統計的にもはっきりと有意差が出ており、学会でも発表されて全国的に注目されているということです。今年の秋から、歯科医師会とタイアップして、血液内科以外の科も含めて口腔ケアーにより積極的に取り組んでいく事になっております。今後のデーターが楽しみです。

人間は無菌的に生きる事は不可能です。体内や体の表面にはたくさんの種類の細菌がいて、共生関係を保っています。それが、最近の日本人は度を越したキレイ好きがあだとなって、かえって最近などに弱くなっていると言われています。

例えば、最近は沈静化しましたが、少し前に東京を中心として流行した「はしか」もそうです。我々の常識では、予防注射をしたら一生かからないと思っていましたが、今回は予防注射をした人にも発症しているようです。(今回の感染者は、予防注射の問題点から任意になって、していない方も多かったようです)

それは、予防注射をした後も、昔は、はしかの菌をもらう機会が時々あり、そのたびに感染はしたが発症はしないまま治ったという状態だったそうです。体の免疫は、その都度はしかの菌を再認識して免疫機構を保っていたのですが、最近は、はしかの菌に接触する機会が極端に減ったか、なくなったため、体の免疫が、はしかの菌をだんだん忘れてしまったという状態で、感染、発症につながったのではということでした。

体の免疫器官の多くは入るところと出るところ、つまり、口からのどのまわりにかけてと、腸から肛門にかけてのところに集中しているそうです。これは、外からの細菌が一番進入しやすいところですので、納得のできる所です。

赤ん坊は、まず、なめたり口に入れたりして物を認識します。目、耳、鼻といった感覚での物の認識は、もっと成長してからだといわれます。物を口に入れて、それについている様々な雑菌を、体の免疫機構が認識する事によって、強化されていきます。最近は、おもちゃに至ってまで抗菌グッズでないと売れないとも言われています。果して、それは良い事なのでしょうか?

病院などの特殊な環境ならば、普段は遭遇しない特殊な菌などが存在する可能性がありますので、不用意に触ったりしないほうが良いでしょうが、日常生活の中で、部屋の中で触れるものは、そこまで過敏になる必要はないのではないかと思われます。

自分が子供の頃、例えば持っているお菓子が地面に落ちたら、汚れをフッと息で飛ばして、平気で食べていました。

もう一度くり返します。人間は無菌的な状態では決して生きられません。細菌とうまく共生する必要があります。だとすれば、清潔、抗菌に走るよりは(最低限はもちろん必要だと思いますが)、細菌に強い身体を作る方を心がけた方が良いのではないでしょうか?そろそろ発想の転換が必要な時期に来ている気がします。

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